車のレッカー移動はどこに依頼する?|費用の相場と必要な備え

クルマのコラム

家族全員とドライブするのは楽しいものです。

ただ心配なのは事故や故障。万が一でも自分の身に降りかかれば、自分自身の手でなんとか対処しなくてはならないのに、十分備えている人は多くありません。

ここでは車が急に動かなくなったときの対処法の一つ「レッカー移動」の依頼先と費用の相場を紹介します。

メンテナンスと安全運転でなんとか回避したいものですが、レッカー移動が必要になっても慌てないで済むようしっかり備えましょう。

レッカーが必要になるケース

レッカー移動は、自力で走れなくなった車に、専用の器具を取り付けてレッカー車で牽引して移動させることです。必要になるのは例えば以下のようなケースです。

  • 故障によって自走できなくなった
  • 車検が切れてしまった

故障によって自走できなくなった

自動車メンテナンスによっては、何らかの原因で動かなくなることも十分あり得ます。

他の車と衝突するなどしてエンジンがかからなくなった
バッテリーが上がってしまい、応急処置を施しても復帰しない
落石でフレームが変形した
このような原因で車が全く動かないなら即レッカー移動と決断するでしょう。たとえエンジンが動き、「走れそうだ」としても、自分で運転して移動させるのは避けるべきです。

思わぬ誤動作でさらに事故を起こし、最悪の状況になるとも限らないからです。

車検が切れてしまった

乗用車で新車なら3年、そうでないなら2年ごとに義務付けられている車検は、きちんと受けていなければ公道を走ってはならないとされています。

そのため、今から解体業者に持ち込む、すぐ近くの修理工場まで運ぶ場合でも車検切れの車を公道で運転すると道路交通法違反となります。

この場合は「積載車」で移動させるしかありません。

車のレッカーの依頼先と料金

車をレッカー移動するには、通常専門業者に依頼します。専門業者もいろいろですが、ここではその中の3つの依頼先を紹介します。

任意保険のロードサービスの場合

車に乗る人のほとんどは任意保険にも加入しています。

最近の任意保険には万が一に備えてロードサービスが付帯しているものがあり、もし事故や故障にあってもすぐに対応できるようになっています。

もしそんな保険に加入していれば、ロードサービスを無料で利用でき、追加費用をかけず近くの整備工場まで運んでくれます。

注意したいのは、任意保険の全てにロードサービスが付帯しているわけではないことです。

任意保険に加入していても、その中のロードサービスのプランに加入していなければ無料にはなりません。

JAFのロードサービスの場合

ロードサービスを専門で取り扱うJAFはとても頼りになります。ロードサービスを受けるにはあらかじめ会費を支払いロードサービス会員として登録すれば、主なロードサービスが無料になります。

個人なら年会費4,000円、家族会員なら5名まで登録できて2,000円追加で会員に登録できます。

原則として事前入会が必須ですが、非会員がロードサービスを利用するにあたってその場で入会することもできます。

ただし、その場合は入会金・年会費とは別に一般料金がかかることには注意が必要です。

一般道でJAFがレッカー移動するときの料金は下の表で「会員」列に含まれる金額です。隣の「非会員」と比べると年会費を含め、一度の利用で元が取れることがわかります。

料金種別会員非会員
基本料無料8時〜20時:8,230円
20時〜翌8時:10,290円
作業量規定の設定料金
レッカー費用(けん引料)15kmまで無料
15kmを超は1kmごとに720円(税込)追加
1kmごとに720円(税込)
部品・オイル・燃料代実費

また高速道路では、非会員の基本料が約2倍になり、さらに高速料金は実費で請求されるため高額になってしまいます。

タイムズクラブのロードサービスの場合

黄色い看板のコインパーキング「タイムズ」が運営するロードサービスが「タイムズクラブ」です。年会費が安く、会員になるとさまざまな施設で優待料金が利用できたり、ポイントをためて駐車料金などに利用できます。

タイムズクラブのレッカー費用は、以下のようになっています。

作業項目料金
作業料金8時〜20時:1万1,340円
20時〜翌8時:1万6,200円
けん引料8時〜20時:540円/km
20時〜翌8時:648円/km

さらにワンランク上のロードサービス「カーレスキュー」に入会していれば、JAFと同じく15kmまでは無料でけん引してくれます。

カーレスキューは、入会金310円に加え月々216円が必要ですが、初年度でも1年で合計2,902円と非常に割安です。

レッカーを依頼する際の注意点

ここでは、レッカーを依頼するときに注意しておきたいことを紹介します。

例えば大洪水など、ロードサービスの提供やスタッフの安全が確保できない場合、ユーザーとしては来てもらいたくても行かれる状況でない場合もあります。

このように、レッカーを含めロードサービスにはさまざまな制限があります。

自宅にある車の場合ロードサービスが使えない

ロードサービスは、原則として走行中、つまり行動でトラブルに見舞われたときに速やかに対処するサービスです。

キー閉じ込みやバッテリー上がり、パンク、ガス欠などその場で対処できるならすぐに対処してもらえますが、深刻な故障で現場が自宅なら、修理工場までのレッカー移動のためにロードサービスは利用できません。

修理のために工場まで運びたいと申告すれば、保険会社によっては対応してくれる場合もありますが、それが「廃車」で、解体するための移動なら原則として対応してもらえません。

警察が手配するレッカー会社を利用するケースも

ロードサービスが利用できるならレッカー移動も手配しやすいのですが、加入している保険でロードサービスが利用できないなら高額な費用のためレッカー利用を渋るかもしれません。

だからと言ってそのまま放置しておくわけにはいきません。現場の交通量が多く、一刻も早い移動が求められる場合は、緊急措置として警察経由でレッカー会社を手配し、利用しなくてはならない場合もあります。

一概には言えませんが、そうなると料金は高額になります。そんなことにならないよう、あらかじめ手を打っておきたいものです。

廃車買取でレッカー代がお得に

動かせない車を廃車にするなら、加入している任意保険についているロードサービスは原則として使えません。

レッカー料金は実費となり、高額になることが考えられます。なんとかお得に移動できないものでしょうか。

廃車買取ならレッカー代が無料になることも

使わずに長く放置していた車や、車検切れ・事故・故障などによって動かない車でも買い取ってくれる業者があります。

それらは「廃車買取業者」と呼ばれていますが、こんな業者ならレッカー料金を含めて無料で引き取ってもらえることがあります。

本来なら廃車にするだけでも手続きに関わる代行料や、解体料金などの費用がかかって当然です。

無料になる場合は、とてもありがたいサービスですが、どの廃車買取業者でも無料というわけではありません。

廃車買取ならカーネクスト

「廃車にかかる費用はすべて無料」に加えて「どんな車でも買取価格0円以上を保証」をしてくれる、廃車買取業者の中でも特人気が高いのが「カーネクスト」です。

カーネクストは、廃車の部品などが海外ではまだ多くのニーズがあることに目をつけました。

日本車は世界の中でも優秀とされており、古くなっても長く乗れるため非常に年式の古いものもまだ現役で走っています。

問題になるのはそのメンテナンス。特に専用の部品は、年式が古いものほどメーカーが製造しておらずなかなか入手できませんが、もし同型同タイプの廃車があり、特定の部品がまだ使えるなら欲しい人には高値で売れます。

どんな車でも車としてではなく部品単位のニーズは海外ではまだまだ多く、日本車の走る世界中に販路があればどんな車でも「売れるモノ」として仕入れ、利益にできます。

もちろん廃車でなくても価値ある車はその価値に応じて買い取ります。カーネクストは、廃車から高級車種まで、幅広く買い取ってくれる買取業者なのです。

参考:カーネクスト

いざという時のために備えておこう

近年では車の性能は高くなり、運転している途中に止まってしまうようなことは少なくなりましたが、それでも酷暑や厳冬にはロードサービスがひっきりなしに出動します。

誰もが明日、レッカー移動を必要とする可能性があり、いざという時でないとロードサービスの重要さは実感できないでしょう。

しかし、ロードサービスも無料のものから会員制、非会員の高額な利用料金までさまざまです。

会費もたった一度の利用で元が取れるほどですから、事故や故障のない今だからこそいざという時のために加入して、万が一に備えておきたいものです。

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