盗難抑止のためなのに!車の警告音に困った時は

未分類

自動車の盗難件数は、年間で7,143件(平成31年度警察庁統計)と、イモビライザー機構が標準装備となってきている中でも、まだまだ多く起こっています。
そのため自動車には標準装備でセキュリティのためにアラームが装備されていることをご存知でしょうか。

車を購入する時に、わざわざディーラーは車の警告音の停め方は教えてくれませんよね。
もしも地元のスーパーで、近所のコンビニで、突然車の警告音が鳴ってしまったらパニックになってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時にも落ち着いて対処が出来るように、こちらで車の警告音の種類や、停止方法について詳しくご紹介します。
焦って配線断絶!などの展開にならないよう、ぜひ前もってチェックしておくことをおすすめします。

車の警告音の種類をチェック

警告

セキュリティのアラーム音(車の警告音)はいくつか種類があります。セキュリティアラーム(オートアラーム)は、自動車盗難抑止には効果的な作用があります。
自動車の型式やグレード次第で、付属しているセキュリティアラームの内容も異なりますので、自分の車にはどのようなセキュリティが付いているのか気になるという方は、取扱説明書をチェックしてみましょう。
車の警告音は、クラクション(ホーン)タイプ、センサー感知タイプなどがあります。

警告音がクラクション(ホーン)タイプの特徴は

自動車のクラクションを警告音として利用しているタイプのため、音が大きく周囲からも気づかれやすいことが特徴です。自動車メーカーのもともとの純正アラーム機能でついていることが多いものの、クラクションにつながる配線をきってしまうと警告音が鳴らなくなってしまうため、窃盗団などによっては特徴を把握していることも多く防犯機能にはなるものの、抑止力は低くなっています。

警告音がセンサー感知タイプの特徴は

センサー感知タイプには、センサーと一体型になっているものと、センサーと分離しているものがあります。
特定のセンサーを感知するとサイレンが鳴るタイプとなり、社外品を防犯のため取付している人が多く、センサーや防犯機能も販売されている商品の内容によって異なります。
世界最大のカーセキュリティメーカーであるアメリカのD.E.I社のトップブランド【VIPER】を例にあげてみます。VIPERは日本国内では正規販売店または正規代理店のみが取り扱うことが許されている製品であり、セキュリティーの品質を維持するために、販売する際に同時に取付を行うことが義務付けられています。
VIPERのような盗難防止機器を利用すると、元々付属しているメーカー純正のアラーム機能だけでは抑止できない窃盗団に対して、さらに強力な防犯機能をつけることができるため撃退できる可能性も上がります。

車の警告音が鳴る時とは

ハンドル

車の警告音は、車を守るためのセキュリティーアラームです。そのため、車に危険を感知した時に警告音が鳴ります。では、どのような状態になると警告音は鳴るのでしょうか。

ドアが開けられたことを検知した時

施錠されているドアがスマートキーや車の鍵などを利用せずに開けられた時に、警告音が鳴ります。同時に光で警報を出すアラーム機能も存在します。
また、車内にいる人が車の解錠をスマートキーなどで車内から行った場合も、不正な動作と判断してアラームが作動することがあります。

ボンネットが開けられた時

部品盗などの犯罪抑止のため、ドアが施錠されていてボンネット開閉ボタンを作動することなく、無理にボンネットを開けられた時に警告音が鳴ります。
ボンネットをこじ開けられてしまうと、元々純正でクラクションタイプのアラームが付いていた場合バッテリー端子を外されたり、クラクションへの配線をきられてしまうことでアラームを停止されてしまいます。

クルマが振動を感知した時

クルマが揺さぶられているような振動を感知した時に警告音が鳴ります。これは車本体ではなく、タイヤやホイールを外す時に車をジャッキアップするなど動かすことに感知してアラームが作動しています。ショックセンサーの感度が高い場合、台風などの強風によって車が動いた時もこの振動感知した際の警告音が鳴ってしまう場合があります。高級なタイヤやホイールだけを狙った窃盗団もいますので、台風時などにショックセンサーの感度を下げてしまうことで、盗難が起こってしまうトラブルもあります。

車と夜道

車の警告音を停める方法

車の盗難防止にも活躍するセキュリティーのための車の警告音ですが、うっかり自分で警告音を鳴らしてしまうことも少なくありません。
スマートキーを使って施錠した車を、解錠の際に忘れて鍵穴に鍵を挿して解錠しようとしてしまい、車から不正の動作と判断されて警告音が鳴ってしまうこともあります。また、台風や強風で車が振動感知し作動してしまったということも、夏から秋にかけて台風が起こりやすい日本なら可能性は決して低くないでしょう。このように、鳴らなくても良いタイミングで車の警告音が鳴ってしまったら、どのようにすれば音を停めることは出来るのでしょうか。

ドアを解錠する

トヨタ自動車の純正アラーム機能として、販売店オプションになっているオートアラーム機能があります。ボンネットを開けて、バッテリ交換をしようとして警告音が鳴ってしまった時などはドアを解錠すると警告音は停まります。落ち着いて解錠しましょう。

エンジンを始動する

スマートキーの電池が無くなってしまったため、鍵穴にキーを挿入してドアを開けようとすると警告音が鳴ってしまうことがあります。この場合はエンジンを始動すると警告音が停まります。エンジンがかかるということは、車の鍵を所有している人がいるということです。車のエンジンを始動する動作を行うことで、車に警告が不要であることを伝えることが出来ます。キーを挿入してエンジンを始動する、またはエンジンスイッチを押してエンジンを掛けることで、ドア開閉時の警告音を停めることが出来るのです。

スマートキーの電池切れが起こってしまうと警告音が鳴ってしまう可能性があがります。クラクション(ホーン)タイプは音も大きく、誤作動は騒音トラブルのもとになりかねません。警告灯などで電池切れを伝えてくれますので、電池切れには注意しておきましょう。

車の警告音は車を守るためのもの

車と手

盗難件数は平成23年度の自動車盗難認知件数25,238件からすると、減少はしているものの、少ないとは言えない件数です。イモビライザー機構に対策をとってきた窃盗団などもあり、対策は今後も必要です。また、自宅ではなく駐車場スペースを借りている方などは、警告音が鳴っていても気づけないということもあります。大切な自動車を守るために、アンサーバック機能のついた盗難防止装置を利用したり、コネクテッドサービスを利用してスマートフォンにメールや電話で緊急事態を伝える機能を活用するなど、車を守るためのセキュリティ対策は強化されることをおすすめします。
もしも車の防犯装置に誤作動が生じて車の警告音が鳴ってしまっても落ち着いて対応をすることが出来れば、セキュリティー機能は車を守る手段として有効です。誤作動を恐れて感度を下げてしまう等行ってしまうことで、車の安全が危うくなることもあります。車の防犯装置をしっかり活用できるように、前もってチェックし対応できるようにしておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました