明確には期限はありませんが、自動車には寿命があります。もちろん、寿命になった車は、乗り続けることが難しく、買い替える必要があります。このページでは、そんな自動車の寿命について、詳しく取り上げていきましょう。
自動車の寿命を延ばすポイントや寿命がきた自動車の処分方法についても解説します。「何年も同じ自動車に乗っている」「買い換えを検討している」という人などは、ぜひ参考にしてください。
自動車の寿命を判断する2つの視点
車の寿命は、走行距離で判断することが可能です。しかしながら、走行距離に限らず、メンテナンスを行えば、乗り続けることはできます。費用対効果で自動車の寿命を判断することも可能でしょう。こうした自動車の寿命を判断する視点について解説します。
走行距離なら10万~15万km
自動車の寿命を判断するためには、走行距離がわかりやすいです。目安となるのは、10万km以上でしょう。そこから15万kmぐらいまでになると、タイミングベルトやエンジン回りの部品の劣化が進み、修理費用が必要になります。
年数でいえば、約13年が目安となります。寿命になると、各部品の故障が目立ち、修理するのではなく、買い替えることを選択する人が増えます。
メンテを続ければ寿命は半永久的
10万~15万kmは自動車の寿命目安となる走行距離ですが、部品を交換するなど、メンテナンスを持続させれば、ずっと乗り続けることは可能です。しかしながら、メーカーが部品を供給しなくなれば、その車を半永久的に乗ることは難しいでしょう。
自動車の種類によっては、部品が製造され続けています。クラシックカーなどがそうです。しかし、パーツ代はどうしても高くなってしまいます。
費用対効果で自動車の寿命を判断
基本的に自動車は、古くなればなるほど、価値が低くなります。そのため、長年乗り続けてきた自動車を下取りに出した際、査定額が高くない可能性があるでしょう。車の寿命の判断は、費用対効果でも問題ありません。購入価格と下取りや修理に関する費用を比べてみてください。
売ろうと思った瞬間が「売り時」となります。早めに手続きを進め、自動車の価値を下げないようにしましょう。
自動車の寿命を延ばすポイント
できる限り車の寿命を延ばすためには、負担をかけない運転をすること、日頃のメンテナンスを怠らないこと、耐久性のある自動車を選ぶことです。長く乗り続けることで、無駄な出費を防ぐことは可能です。寿命を延ばすポイントの詳細を見ていきましょう。
自動車に負担をかけない運転をする
部品の劣化を進めないためには、できるだけ自動車に負担をかけないことです。例えば、急な停止や急にハンドルを切ることは避けてください。エンジンを高回転でふかさないことも重要です。自動車を乗らないまま放置しても、エンジンにダメージを与えてしまうでしょう。
駐車する場所も重要です。風雨にさらされないように、屋根のある駐車場を利用しましょう。濡れてしまうと、各部位のサビにつながります。いずれにせよ、丁寧に扱うことによって、自動車に負担はかかりません。
日頃のメンテナンスを怠らない
しっかりとメンテナンスすることで、寿命を延ばせます。エンジンオイル、タイミングベルト、タイヤなどは、定期的にチェックして、交換しましょう。
いつ交換すれば良いのか、どの製品が優れているのかなど、メンテナンスについてわからないことがあった際は、整備士やディーラーに聞くことをおすすめします。メーカーによっては部品供給が終了していることもありますので、この点には注意が必要です。
耐久性のある自動車を選んでおく
はじめからずっと乗り続けられる自動車を選べば、すぐに買い替えたり、修理するリスクは減ります。耐久性のある車は、装備や機能がシンプルなものです。なぜなら、それほどトラブルが起こらないからです。多くのモデルに使われる実績のあるパーツ使用車も長く乗れる種類でしょう。
新たなモデルになったばかりの自動車よりも、マイナーチェンジが行われた車は、前回モデルから改善されていることがあるため、耐久性があると言えます。中古車を購入する際は、走行距離や年式をチェックしましょう。過去の事故歴も調べておいてください。
寿命がきた自動車の処分方法
寿命がきてしまった車は、どのように処分すれば良いのでしょうか。ディーラーによっては、引き取ってくれない可能性がありますので、注意が必要です。廃車買取業者ならば、どのような状態の自動車であっても、買取してくれることがあるでしょう。こうした寿命がきた自動車の処分方法を解説していきます。
ディーラー引き取りより廃車買取
長年乗り続けた自動車をディーラーに下取りしてもらうと、やけに金額が低い時があります。そもそもディーラーは、新車には詳しいものの、中古車市場については、ほとんど情報を持っていない可能性があり、適切な価格になっていないことがあるのです。引き取ってくれないことも考えられるでしょう。
寿命まで乗った自動車を手放す際は、廃車買取業者がおすすめです。なぜなら、解体費用がかからず、手間のかかる手続きなども代行してくれるからです。車種によっては、高値で売ることも夢ではありません。
おすすめの廃車買取先はカーネクスト
廃車買取を依頼する場合、カーネクストはおすすめです。カーネクストは、古い自動車であっても、車検切れや動かない車であっても、走行距離が多すぎる自動車も、引き取ってくれます。しかも、海外に開かれた独自の販路があり、0円以上の買取保証を実現しています。
廃車の引取り手数料、全国対応のレッカー費用、解体費用、廃車手続き代行費用、自動車税の還付手続き代行は、すべて無料です。無料査定も行っており、メーカーや車種などを入力するだけの簡易フォームになっています。
年中無休のフリーコールもあり、早めに廃車手続きをしたい人は、電話で問い合わせてみましょう。自動車の状態や車種によっては、他の業者よりも、10万円以上金額に差が出ることもあります。
参考:カーネクスト
寿命は年数より自動車の状態で決めよう
自動車の寿命は、走行距離や費用対効果で判断することは可能ですが、はっきりと年数があるわけではありません。自動車に負担をかけないドライビングや、日頃のメンテナンスを怠らなければ、寿命を延ばすことができるでしょう。購入時点で、耐久性のある自動車を選んでおくことも重要です。
寿命がきた自動車を処分する際は、ディーラー引き取りよりも、廃車買取がおすすめです。業者によっては、どのような自動車であっても、買い取ってくれますし、解体費用などはかかりません。寿命の目安と処分方法について理解を深め、損することなく、自動車を売買しましょう。