不動車の移動方法は?牽引のポイントや移動時の注意点をご紹介

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不動車は動かない、あるいは動かせない状態になった車を指します。不動車でも持っている以上コストはかかるので、早めに処分したいと考える人は多いでしょう。

処分するには車を動かさなければなりませんが、不動車は移動方法で悩むことも少なくありません。移動させるにはどのようなやり方があるのか、ポイントや注意点を含めて知っていきましょう。

不動車を移動させる方法

スムーズに不動車を処分するには、まずは移動方法をしなければなりません。不動車は運転によって動かすことはできないので、それ以外の方法が選択肢になると考えましょう。

方法は大きく3つに分けられますが、それぞれでやり方や特徴が異なるので、違いを把握してより自分に合ったものを選ぶことが大切です。

レッカー車で移動させる

代表的な移動方法は、レッカー車を使うやり方でしょう。レッカー業者や移動距離、車種によっても料金は違いますが、1万円程度で移動可能な場合が多いです。

特殊な状況だとそれ以上にコストがかかるケースもあるので注意が必要ですが、自宅から出先まで、幅広いシーンに対応してもらえるのは魅力的なポイントでしょう。また、ロードサービスの会員になっているなら無料の場合も多いので、会員なら積極的な利用がおすすめです。

修理をしてから移動させる

不動車になる理由の多くは不具合ですが、これが軽度で修理できるなら、自分で直して移動させることも可能です。例えばバッテリー上がりやガス欠程度なら、市販のチャージャーやガソリンの携行管を使って簡単に対処できます。

不具合の程度によっては業者への修理依頼が必要で、引き取りでの対応になる場合もありますが、自分で直せそうなら補修にトライしてみてもよいでしょう。また、業者に依頼する場合でも、一部出張修理をやっていることもあるので、それを利用するのもひとつの方法です。

車を使って牽引する

もう一台使える車があるなら、ロープで牽引し、動かすという移動方法もあります。車の牽引には免許が必要なケースもありますが、一般的な乗用車で、故障車なら通常の運転免許でも牽引が可能です。牽引時にはルールが複数あり、動かない車ともう一台車が必要と手間がかかりますが、その分費用は押さえられるでしょう。

また、牽引時には引っ張られている車のほうにも運転者が必要で、この人も運転免許を持っている必要があります。車がないならレンタカーを借りるという選択肢もありますが、運転者が二人必要で、他人の協力を仰がなければならない移動方法であることは理解しておきましょう。

不動車を車で牽引する時のポイント

正しくルールを守っているなら、不動車を自身で牽引し移動させることは可能です。しかし、移動自体は可能でも、ポイントを踏まえていないと上手に運べない可能性もあるので注意しなければなりません。牽引は通常の走行よりも高い運転技術を必要とするので、ポイントを正しく理解して上手に行いましょう。

ロープは牽引する車に合ったものを選ぶ

牽引用のロープはホームセンターやカー用品店で購入できますが、ロープの種類には注意が必要です。牽引ロープには複数の種類があり、それぞれで適する車が異なります。

普通自動車用、軽自動車用と種類が分かれているので、牽引する車に合わせてロープを選びましょう。より確実なものを購入するなら、ホームセンターよりもカー用品店がおすすめです。

通常走行よりもゆっくり走行する

牽引時の運転は繊細なコントロールが要求されるので、普段よりもスピードを落とし、丁寧に走行することが大切です。スピードを出してしまうと、曲がる時に被牽引車が大きく膨らんで他の車や障害物にぶつかったり、ブレーキが上手く効かずに衝突したりする可能性があります。

被牽引車はエンジンがかかっていない分、ブレーキが効きづらく、操作性もほとんどないので、どのように動くかは牽引車の運転に左右されます。牽引車が乱暴な運転をしていると、被牽引車はそれに引っ張られてしまうので、いつも以上に慎重に、安全運転を心がけましょう。

不動車を移動させる時の注意点

不動車の移動方法は複数あり、どの方法を利用しても構いませんが、一部注意点があることは理解しておきましょう。

これが守れていないと、法律違反になったり、スムーズに移動させられず、事故を起こしたりする可能性もあります。注意点は大きく2つなので、それぞれ理解を深めておきましょう。

車検が切れている場合は公道を走らない

不動車は故障によって動かない車だけではなく、車検切れで法的に動かせない車も該当します。自走可能でも車検切れの場合は、公道を走れないので不動車になることは理解しておきましょう。当然この状態で走行するのは違法であり、違反点数や罰金、場合によっては懲役までつくので注意しなければなりません。

公道を走行するとは、公道にタイヤが接地した時点からを指します。そのため、牽引によって移動する場合でも、公道にタイヤが触れて回転していると、法律違反に該当するので注意しなければなりません。

車検切れの場合は業者に頼んで引き取ってもらうか、仮ナンバーを取得して一時的に走行可能な状態にして対処しましょう。

人の力で動かすのは危険

車は何人かで押せば動かせますが、この方法はあまりおすすめできません。人の力で移動させる場合、動かすのにかなりのパワーが必要で、ストップアンドゴーの制御が難しいです。例えば下り坂に差し掛かった場合、車が坂道を転がらないよう、押しながらゆっくり動かさなければなりません。

中に人が乗ってブレーキをかけるという方法もありますが、これだと重さが増える分、さらに動かすのに苦労します。必要なパワーが多く、かつ移動もゆっくりで他の車にも迷惑をかけやすいので、できるだけ他の移動方法を選ぶことが無難です。

廃車予定の不動車をお得に処分するには

不動車でも車検を取得したり、修理したりして再度走行可能にできる場合はありますが、人によってはそのまま廃車にすることもあるでしょう。

しかし、不動車の場合、廃車にするにしても業者まで持ち込むのが大変です。廃車予定の不動車をスムーズかつお得に処分するにはどのような方法を取るべきか、上手なやり方を知っておきましょう。

廃車専門の買取業者に依頼する

不要な車を処分するには、自走の可否に関係なく買取業者に買い取ってもらうのがおすすめです。不動車の場合は状態が悪く、査定でも値を付けてもらえない可能性もあるので、廃車買取専門業者の利用がおすすめでしょう。

廃車買取専門業者の場合は、状態が悪くてもパーツや素材単位で見て買取が可能です。さらに車両引き取りを無料としていることも多いので、不動車の処分にうってつけの業者といえます。

カーネクストを利用する

カーネクストは不動車や故障車でも0円以上での買取保証を実施しており、少なからず値段を付けて買い取ってくれます。査定額が0円とならないのでお得であり、さらにレッカー引き取りや廃車手続きの代行まで無料でやってもらえます。

処分時の手間やコストが格段に省け、かつ好条件で買い取ってもらいやすいので、不動車の処分に適した業者です。

移動費用を抑えて不動車をお得に処分しよう

不動車の移動では費用がかかることも多いですが、やり方次第ではコストの削減、あるいは無料でも可能です。少しの工夫で移動のコストは下げられるので、上手にコストカットして、不動車を少しでもお得に処分しましょう。

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