廃車時に車検証がない場合の対処方法|手続きの方法を紹介

未分類

廃車には解体を伴う永久抹消登録と、名義だけを消去する一時抹消登録がありますが、どちらの場合でも車検証は必須です。そのため、車検証がないなら、基本的には再発行をして対処しなければなりません。

一部理由書を提出して車検証なしでも廃車手続きをしてくれる場合もありますが、基本は再発行と考えましょう。車検証の再発行にはどのような手続きを踏まなければならないのか、手順やポイントを把握しておくことが大切です。

車検証を再発行するには

車検証がない場合は、再発行によって対応します。再発行の方法は、大きく分けて「自分で行う」か「お店に依頼する」の2つの方法があります。

どちらの方法でも再発行自体は可能ですが、車検証を入手するまでのプロセスや手順は異なるので注意しなければなりません。方法ごとの特徴の違いを知り、より便利に利用できるほうを選びましょう。

自分で手続きする

車検証の再発行を自分で行う場合は、車検証の住所を管轄する運輸支局にて行います。運輸支局の窓口で必要書類を提出すると、即日再発行してもらえます。申請時には窓口で再発行の申請書を購入する必要があり、手数料と合わせて400円程度必要です。

基本的には書類を受理してもらい、数分か数十分程度で再発行となりますが、窓口の混み具合によって時間は前後するので注意しましょう。車検証がない場合は、有効期間の有無に関係なく車は公道を走れないので、運輸支局までは公共交通機関を利用して行かなければなりません。

お店に代行して手続きしてもらう

車検証はお店に依頼し、再発行も可能です。再発行を請け負ってくれるのは、整備工場やカー用品店、車検業者、行政書士などが挙げられますが、実際に対応してもらえるかはお店ごとに違うので注意しましょう。

車検証の再発行をお店に代行してもらう場合は、代行手数料が3,000~5,000円程度かかります。手数料はお店によって違うので、利用する場合はそれぞれの料金の違いをチェックしておかなければなりません。

また、自分で行う場合と違って委任状の作成が必要で、お店で必要書類を提出してから、車検証が届くまでに時間がかかる点も考慮しておきましょう。

お店ごとにどれくらいのスピードで車検証を入手してくれるか違いがありますが、数日から1週間程度はかかると考えましょう。今すぐに車検証が必要なら、自分で手続きをしたほうが早く入手できます。

普通自動車と軽自動車では再発行手続きが異なる

車検証再発行の手続きは、自分で行うかお店に依頼するかだけではなく、対象となるのが普通自動車か軽自動車かによっても異なります。

車種ごとの違いを把握していないと、手続きが滞ってしまい、車検証の再発行が遅れることもあるので注意が必要です。それぞれの手続きの違い、さらに共通する部分も把握して、スムーズに再発行を行いましょう。

普通自動車の場合

普通自動車の車検証の再発行は、運輸支局で行います。再発行時には理由書や身分証明書、印鑑などが必要なので、これらは忘れずに持参しましょう。理由書はネットからダウンロードしますが、当日窓口でも作成できるので、自宅で印刷できない場合は当日作成でも問題ありません。

当日は必要書類を揃えて、窓口で申請書を購入し、手数料とともにそれらを提出することで、再発行を受け付けてもらえます。

軽自動車の場合

運輸支局で再発行手続きを行うのは普通自動車の場合のみで、軽自動車の車検証再発行は、軽自動車検査協会で行わなければなりません。場所を間違えると、必要書類が揃っていても、申請を受け付けてもらえません。

印鑑と身分証明書を持参し、窓口で再発行の申請書を入手、作成して提出します。手続きの場所は違うものの、再発行までのプロセスはほとんど同じと考えて結構です。

郵送では対応してもらえない

普通自動車、軽自動車どちらの場合でも、車検証の再発行は窓口での直接受付しかできません。郵送での対応はありませんので、時間を作って再発行しなければならないことは覚えておきましょう。どうしても自分で再発行ができないなら、お店に代行してもらうしかありません。

この場合も基本的にはお店に必要書類を郵送しても対応はしてもらえず、一度は足を運ばなければならないでしょう。運輸支局、あるいは軽自動車検査協会に行くか、お店に行くかの違いはありますが、どちらにしても自分で足を運び、手続きを進めなければなりません。

自分で手続きを行うデメリット

お店に車検証の再発行をお願いすると、代行手数料がかかり、かつ車検証が届くまでに時間がかかります。自分で行うなら、再発行の費用は数百円程度ですし、車検証も即日発行されるので、メリットが大きいと思う人も多いでしょう。

確かに自分で行うと、低コストで素早く再発行できますが、反面デメリットもあるので注意しなければなりません。デメリットを把握した上で、それが自分にとって不都合かを考え、自分でやるか、お店に代行してもらうかの判断に役立てましょう。

受付は平日のみ

運輸支局や軽自動車検査協会が開いているのは、平日の日中のみです。そもそも土日にしか時間が取れない人は、自分で再発行するのは難しいでしょう。受付が平日に限られるので、基本的には空いていることが多いですが、月末や年度末は大変混み合うので注意しなければなりません。

これは廃車手続きを行う人が増えるからで、場合によっては再発行の申請をしてから、車検証をもらうまで1時間以上かかることもあります。時期によっては手間がかかることもあるので、面倒ならお店に代行してもらったほうが良いでしょう。

廃車手続きを行うならカーネクスト

車検証の再発行後に、廃車手続きを考えているなら、不要な車は買取に出すのがおすすめです。廃車予定の車でも、カーネクストなら積極的に買い取ってくれるので、まずは査定に出すのがおすすめです。古い車や過走行車、故障車、不動車であっても、完全に価値がなくなるわけではありません。

走行機能が失われていても、パーツ単位や素材単位で見れば、何らかの価値は残されています。カーネクストでは、細部まで価値を見出せるので、どのような状態の車でも0円以上で買い取ってくれます。単に処分するだけなら費用がかかるので、少しでもお金にして手放したほうが、お得度は高いでしょう。

加えて、車の処分に関するサービスも充実しており、査定はもちろん、車両の引き取りから廃車手続きの代行まで、全て無料で行ってもらえます。通常なら手間がかかり、費用も発生する手続きが無料でできるので、買取を依頼したほうが、スムーズかつお得に愛車を処分できるでしょう。

参考:カーネクスト

スムーズな手続きを優先させてもいいのでは

車検証がないなら再発行しなければなりませんが、自分で行うのは手間がかかるものです。運輸支局や軽自動車検査協会に足を運ぶのはもちろん、平日に時間を取らなければなりませんし、都合をつけるだけでも面倒になりやすいでしょう。

お店に代行依頼をすると、費用がかかり、再発行までのタイムラグもありますが、その分楽に手続きを終えられます。より簡単に再発行したいなら、多少のコストをかけてでもお店に頼む価値はあるでしょう。メリット・デメリットを考え、より自分に合った方法を選ぶことが大切です。

タイトルとURLをコピーしました