永久抹消登録のやり方とは?必要書類や注意点などを徹底解説

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車の処分方法は複数あり、解体処分も方法のひとつです。車を解体してもらうと、それだけで処分が完了したと思いがちですが、実はそうではありません。

解体後には、永久抹消登録という廃車手続きが必要で、これをしないと名義は残り続けます。今回は、永久抹消登録のやり方を解説するので、きちんと把握して、処分の最後の手続きまでスムーズに完了させましょう。

永久抹消登録の手続きの流れ

スムーズに抹消登録を行うためには、手続きの流れを知ることが大切です。永久抹消登録の場合は、事前に解体処分をしなければなりません。車を解体したあとは、速やかに書類上の手続きを行います。

運輸支局に行き用紙をもらって記入する

永久抹消登録は、その他廃車手続きと同じで、運輸支局で行います。運輸支局の窓口では、手数料納付書と永久抹消登録申請書を受け取り、必要事項を記入します。

通常、手数料納付書は印紙を購入し、貼り付けて提出しますが、永久抹消登録の場合は不要です。記入方法に関しては、窓口で例が示されているのでそれを参考にしましょう。分からない場合は、聞けば教えてもらえます。

運輸支局の窓口にナンバーと書類一式を提出する

書類全てが用意できたら、まずは運輸支局のナンバー返納窓口に、ナンバープレートプレートの前後2枚を返納します。ナンバーを返納すると、手数料納付書に返納確認印を押してもらえます。

その後、窓口で受け取った書類や、事前に用意してきた書類などの一式を、運輸支局の窓口で提出します。書類を確認してもらい、問題がなければ廃車登録は完了です。

税事務所に永久抹消を申告する

廃車手続きが完了したあとは、税事務所に永久抹消登録をしたと申告しましょう。税事務所は、運輸支局内に窓口があるので、廃車登録後にそのまま行えます。税事務所の窓口では、自動車税・自動車取得税申告書を提出しますが、こちらは自動車税を還付してもらうための必要書類です。

廃車翌月から年度末までの期間を月割り計算し、税金が戻ってくるので必ず申請しましょう。ただし、地域によっては、これらの提出が不要な場合もあります。スムーズに手続きを進めるなら、運輸支局の窓口で税還付関係の書類の提出が必要かどうか、事前に聞いておきましょう。

永久抹消登録に必要な書類と手数料

永久抹消登録の際には、必要書類が複数あり、事前に準備するものも多いです。書類に不備があると手続きができず、後日出直ことになるので注意しましょう。必要書類は手続きの方法によっても違うので、それらの違いにも注目が必要です。また、コスト面も把握することが大切で、手数料がいくらかかるかも知っておきましょう。

業者に永久抹消を依頼する場合

業者に永久抹消登録を依頼する場合は、以下の書類が必要です。

所有者の印鑑証明書
所有者の委任状
車検証
ナンバープレート前後2枚
「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」のメモ書き
これらの書類を預けると、あとは業者で手続きをしてくれます。「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」のメモ書きについては、解体を事前に済ませるか業者に解体してもらうかで、必要かどうかが異なります。解体から廃車手続きの代行まで、全て業者に依頼する場合は、不要と考えましょう。

業者に永久抹消登録を依頼する場合、解体に20,000~30,000円程度、廃車手続きの代行に10,000円程度、レッカーの引き取りが必要なら、さらに10,000円程度かかります。業者によって、またどのサービスを利用するかによって、費用は若干変動すると考えましょう。

自分で永久抹消を行う場合

自分で永久抹消登録を行う場合は、以下の書類が必要です。

所有者の印鑑証明書
車検証
ナンバープレート前後両2枚
「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」のメモ書き
手数料納付書
永久抹消登録申請書(及び解体届出書)
自動車税・自動車取得税申告書

基本的には、業者に依頼する場合と同じですが、当日窓口で受け取る書類が追加されることは、覚えておきましょう。また、委任状は代理を立てて手続きを行う場合のみ必要なので、自分で行うなら不要です。

自分で行う場合は、事前の解体費用20,000~30,000円程度はかかりますが、廃車登録自体には費用はかかりません。永久抹消登録は、手数料無料で行えます。

ナンバープレートがない場合

廃車登録の際には、ナンバープレートを返納しなければなりませんが、紛失や盗難で手元にないこともあるでしょう。ナンバープレートがない場合は、必要書類に理由書が追加されます。理由書には、ナンバープレートが返納できない理由を書きます。

提出して承諾が得られると、ナンバープレートなしでも廃車が可能です。また、盗難によって紛失した場合は、理由書に盗難されたことや、盗難届の受理番号まで記載しなければなりません。事前に警察に届け出る必要があるので、未届けの場合は、先にそちらの手続きをしておきましょう。

永久抹消登録をする時の注意点

永久抹消登録を行う際には注意点があり、これも守らなければなりません。よりスムーズに、問題なく廃車を完了させるためにも、注意点は正しく理解しておきましょう。

永久抹消登録後の復活は不可能

永久抹消登録は、解体処分を前提としているので、当然廃車後には車を復活させられません。同じ廃車でも、一時抹消登録なら名義を消去するだけなので、再登録によって使用の再開は可能です。

将来的に、使用を再開する可能性があるなら、一時抹消登録で手続きしたほうがよいでしょう。永久抹消登録をするなら、処分しても後悔はしないと心に決め、完全に手放す覚悟で行わなければなりません。

手続きは車の解体から15日以内

永久抹消登録は、解体から速やかに行う必要がありますが、手続きまでの期間は、厳密に15日以内と決められています。期間内に正しく廃車ができていないと、50万円以下の罰金が科せられる可能性があるため、注意が必要です。

解体後、素早く手続きを完了させるためにも、解体する前から準備を進めておきましょう。必要書類が全て揃い、廃車のスケジュールも組めた状態で、解体することをおすすめします。

永久抹消登録を行う車の処分方法は

解体し、廃車手続きをするのが永久抹消登録の流れですが、実は処分方法は、費用をかけて解体するだけに限りません。その他の方法でも手放すことは可能で、やり方次第でメリットが変わることは覚えておきましょう。

スクラップ業者や解体業者に買い取ってもらう

解体予定の車は、スクラップ業者や解体業者に売却が可能です。解体専門の業者に依頼すると、費用をかけて処分となりますが、買取に対応する業者なら、むしろプラスが出ることが多いです。これらの業者に買い取ってもらう場合、査定額は車の状態に関係なく、車から取れる鉄の量で決まります。

スクラップ・解体業者は、車を鉄資源として買い取るので、より多くの鉄が取れるほど、買取金額も上がるでしょう。車によって、そのときの鉄の相場によって金額は変動しますが、20,000~40,000円程度にはなります。

動かせない車の場合はレッカーを利用し、その分の費用を差し引きして計算しますが、それでも買取対応なら、費用をほとんどかけずに処分できるでしょう。

カーネクストに廃車買取を依頼する

買取による処分を検討するなら、廃車買取業者のカーネクストがおすすめです。カーネクストでは、事故車や不動車でも買取ができ、0円以上で必ず値段を付けてくれます。どれだけ状態が悪くても、資金化できることが魅力で、ほかの業者で値が付かない車の買取にも対応してくれます。

また、処分にかかる費用は全て無料で、レッカー引き取りから廃車手続きの代行まで、コストはかかりません。費用をかけず、少しでもお得に愛車を手放したい人には、うってつけの業者です。

参考:カーネクスト

永久抹消登録を行う車はカーネクストでお得に処分しよう

永久抹消登録を予定している車は、解体が必要なので処分に費用がかかります。しかし、カーネクストに買取に出せば、処分費用をかけずに手放せて、かつ査定額に応じて資金化も可能です。

費用がかからずに少なからずお金になるので、お得に廃車したいならおすすめ度は高いです。サービス豊富な業者を上手に利用し、不要な車を賢く処分しましょう。

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