買い替えの際に主に新車を購入しているなら、固定のディーラーを選んでいる人は多いでしょう。しかし、買い替えの際には違うディーラーを試してみたいと考える人もおり、他社メーカーへの乗り換えを検討する人も少なくありません。
違うディーラーで買い替えると、今までとは勝手が違うことも多いので、何が変わるか知っておくことが大切です。
違うディーラーで車を買い替える6つの注意点
買い替えの際にどのディーラーを選ぶのも個人の自由で、当然今までとは違うディーラーを選んでも問題ありません。
しかし、ディーラーを変更すると、買い替えのポイントがこれまでとは違い、注意点も生まれます。注意点は大きく6つ挙げられるので、正しく把握してスムーズな買い替えに役立てましょう。
下取りの査定金額が安くなるリスク
新車の買い替えなら、手持ちの車を下取りに出すことが多いでしょう。違うディーラーを選んだ場合でも、下取りに出すこと自体は可能ですが、他社メーカーのものでは査定額が安くなりやすいので注意が必要です。
下取りでもっとも高額になるのは自社メーカーの車で、これは査定から再販までのノウハウがきちんと備わっているからです。
車に詳しいディーラーと言えども、他社メーカーのものまでは把握していないので、どうしても査定額は下がってしまいます。違うディーラー変えると下取り額が一気に下がり、ほとんど割引なしで新車を買うというケースもあるので注意しましょう。
残っているローンの支払いをする
ローンを組んで車を買っている場合、残債があるなら売却までに完済しなければなりません。ローンが残っていると、車の所有権はローン会社かディーラーにあります。そのため、勝手に売却することはできず、違法にもなるので注意しましょう。
もちろん、ローン残債があっても、返済プランをきちんと提示したり、新しいローンへの借り換えを提案をすることで、売却できるケースはあります。ローン残債が残っていると、所有者に売却の許可を得なければならないので、スムーズに売りたいなら前ディーラーで組んだローンは返済しておきましょう。
自動車保険の変更は自由
ディーラーで自動車保険に加入している場合、これは継続して利用も、新しいディーラーで入り直すことも可能です。
ディーラーを変える際に保険をやめるということもできるので、その時々の状況に合わせて加入すべきかを考えましょう。ディーラーごとに提供する保険の内容や金額は違うので、他社で比較して決めるのもおすすめです。
車のインターフェースや操作性に違い
同じグレードで、外見が似た車でも、ディーラーが違うだけで操作性は大きく変わります。インターフェース自体に違いがあったり、ハンドルやブレーキの効き具合が異なったりするので、この点にも注意しなければなりません。
メーカーごとの特徴の違いは、慣れてしまえば問題はありませんが、長年同じメーカーの車に乗っていた場合には、違うメーカーに変えると戸惑うことも多いでしょう。ディーラー変更の際には、購入前の試乗は必須です。運転がしやすいか確認しておかなければなりません。
将来のため元のディーラーに挨拶
必須ではありませんが、今後のことを考えるなら、利用していたディーラーに挨拶をしておくのがおすすめです。ディーラーを変えたからといって、元々利用していたところと完全に関係が切れるわけではなく、また次の買い替えで戻ってくる可能性もあるからです。
また、ローンや保険の加入状況次第では、ディーラーを変えても付き合いが続くこともあります。挨拶をしておくと、何かあった時にスムーズに対応してくれるので、長年お世話になったなら、担当者にはお礼を伝えておくと良いでしょう。
車のサポート体制が変わる
ディーラーは中古車販売店と違って、手厚いサービスが受けられるのが魅力です。ディーラーが変わってもサービスの充実度は変わりませんが、細かい内容やサポート体制は異なるので注意しなければなりません。
ディーラー独自で行っているサービスやサポートもあるので、それがなくなる可能性があることは理解しておきましょう。違うディーラーで購入するなら、どのようなサポートが受けられるかはチェックしておかなければなりません。
また、誰が担当に付くかによって、接客の質も違ってきます。場合によっては相性の悪い人がついてしまい、サービスの質に不満を抱えるケースもあるので注意しなければなりません。
違うディーラーで車を買い替えるコツ
ディーラーを変えても車の買い替えはできますが、注意点も多いので工夫しないと失敗することがあります。違うディーラーでも上手に買い替えを成功させるには、3つのポイントを守ることが大切です。
初めて利用するディーラーでは、分からないことも多いので、ポイントを守って特に慎重に買い替えを進めましょう。
買い替え予定の車に試乗
買い替えの際には新しい車の試乗は必須ですが、ディーラーを変える場合は特に念入りに行いましょう。違うメーカーの車は実際に乗ってみないと使い勝手が分かりづらく、乗らずに買うと後から操作性の悪さ、相性の悪さに気づくということもあります。
できるだけ理解を深めてから買うことが大切なので、可能なら複数回試乗しておきましょう。
担当の営業が合わないなら変更
ディーラーでは個別に営業担当者が付きますが、必ずしも相性が良いとは限りません。相性が悪いと新車の購入からその後のサポートまで不満を抱える可能性があるので、担当替えを申し出ましょう。
担当替えを言い出しづらいなら、近くの別の店舗を利用しても構いません。車の買い替えは大金が動きますし、今後ディーラーとの付き合いも長くなるので、営業担当者との相性は重要視すべきです。
元の車を高く査定してもらうなら買取
ディーラーで新車を購入するなら、下取りをしてもらうと考える人も多いでしょうが、必ずしも下取りを選ぶ必要はありません。違うディーラーでの買い替えなら、特に査定額は落ちやすいので、査定額を重視したいなら買取に出すのがおすすめです。
買取ならメーカーに関係なく、車の状態だけで判断し、査定額を決めてくれます。加えて、査定額の水準自体も、下取りに比べると高いので、高額査定を期待したいなら、断然買取がおすすめでしょう。
車の手放しを相談するならカーネクスト
買取に出すなら、サービスが充実したカーネクストがおすすめです。カーネクストは古い車から過走行車、故障車、不動車まで全て買取対象です。当然メーカーに関係なく買取が可能で、どのような状態でも0円以上で買取保証をしているので、確実に現金化できるのも魅力でしょう。
また、査定やレッカー引き取り、廃車手続きの代行まで、全て無料で処分に費用がかかりません。ディーラーの下取りと比較すると、かなり好条件で車を引き取ってもらえるので、お得に買い替えたい人におすすめです。
参考:カーネクスト
注意点とコツを知って違うディーラーで車の買い替え
これまでとは違うディーラーで車を買い替えるなら、現行ディーラーとの違いを知らなければなりません。買い替え時には特有の注意点やポイントがあるので、これらを守って行うことが大切です。細部まで工夫して取り組み、違うディーラーでも上手に買い替えましょう。