愛車を少しでも長く使いたいと考え、日頃から丁寧にメンテナンスをしている人は多いでしょう。しかし、車は消耗品であり、いつまでも使い続けられるわけではありません。
ある程度消耗するとメンテナンスでの対処が難しい場合もあるので、買い替えを検討する必要があります。この時、適切な買い替え時とはいつなのか、上手に見極めることが大切です。
車を買い替える目安を知っておこう
カーライフを快適に楽しむには、買い替え時の見極めは非常に重要です。走行が可能だからといって、必ずしも使い続けることがメリットになるとは限らず、新しいものに買い替えたほうがお得なケースは多いです。また、反対に買い替えが早過ぎて、コストがかかって損をすることもあるでしょう。
同じ買い替えでも、タイミング次第で損得は大きく違ってきます。どのタイミングが適切な買い替え時といえるのか、目安を知って参考にしましょう。
走行距離と年数を目安とする
買い替え時は車の寿命から図るのがおすすめで、ある程度消耗が進んだ時を目安にしましょう。寿命を測る指標は複数ありますが、おすすめは走行距離と年式です。走行距離は長く、年式は古くなるほど、劣化は進みます。
一概に使えなくなる基準が決まっているわけではありませんが、目安は走行距離10万km、年式は10年です。どちらか一方を超えると不具合発生の可能性は高まり、かつ売却時の価値も下がりやすいため、これ以上価値が減少しないうちに手放すのが得策でしょう。
経過年数による税金増額前
年式を目安にする場合は、車の消耗具合だけではなく、税金の増額も指標にしましょう。車の継続使用には、自動車税と重量税がかかりますが、これらは経過年数によって増額します。自動車税はガソリン車だと13年、ディーゼル車だと11年で増加します。
重量税は13年と18年が増加のタイミングで、自動車税と違って2段階の引き上げなので注意が必要です。税金は上がると戻ることはなく、以降はずっと引き上げられた税額で支払いが求められます。固定の維持費が高くなるので、費用が上がる前も適切な買い替え時といえるでしょう。
ただし、環境性能の高い車の場合、エコカー減税が適用され、税金が安く、増額もありません。エコカーなら普通の車よりも長く使ったほうがお得で、買い替えのタイミングはさらに後になるでしょう。
車検前に買い替える
買い替え時のタイミングがつかめない場合は、車検をひとつの区切りにするのもおすすめです。車検時には税金や保険料の支払いに加えて、車検基本料や整備費用といった、まとまった出費がかかりやすいです。
これらは高いと数十万円にもなるので、見積もりをして費用が高いと分かったら、更新せずに買い替えてもよいでしょう。
買い替えに必要なものや手続きの流れ
買い替えを決めたなら、今度はそれに向けて動き出さなければなりません。車の買い替えは手間がかかりやすく、複数の工程を踏まなければならないので注意しましょう。手順を把握していないと、手続きが滞って買い替えに時間がかかることも多いです。
買い替えるということは、車が必要な場合が多いでしょうし、スムーズに新しい車に乗るためにも、買い替えに必要なものや手続きの流れを把握しておきましょう。
買い替え手続きの流れ
車の買い替えは、愛車を手放してから新しい車を探すか、新しい車を探してから古い車を手放すかのどちらかに分けられます。どちらにしても欲しい車を探さなければならないので、ネットやカタログ、店舗で実物を見て、欲しいものを決めておきましょう。
欲しいものが決まったなら、販売店に予約を取り、購入の手続きを済ませます。この時に古い車を手放すなら、下取りを利用すると、処分と購入の手続きをまとめて行えます。下取り以外の方法の場合は、購入手続きとは別のところで買取業者を探し、売却の契約を結んでおきましょう。
買い替えに必要な費用
愛車を買い替える際には、新しい車の購入代金がかかりますが、発生する費用はそれだけではありません。買い替え時に必要な費用は、主に以下のものが挙げられます。
- 購入予定の車の代金
- 自動車税
- 重量税
- 自動車取得税
- 自賠責保険料
- 車庫証明費用
- 納車費用
- 検査・登録・届出費用
- リサイクル料金
費用はかなり種類がありますが、これらは全てかかるとは限りません。例えば自動車取得税は、車の購入代金に対して課税されますが、50万円以下なら非課税です。他にも納車費用は自分で取りに行けば無料ですし、業者によってはそもそもサービスで無料にしてくれることもあるでしょう。
リサイクル料金の支払いも絶対に購入時である必要はなく、継続検査の車検や廃車のタイミングで支払うことも可能です。
買い替えに必要な書類
車の買い替え時には法的な契約を結ぶので、必要な書類も多いです。主に以下のものが必要になります。
- 印鑑証明書
- 実印
- 車庫証明書
- 自動車税納税証明書
- 車検証
- 自賠責保険証
買い替えの場合は、購入契約だけではなく、売却契約も結ぶので、必要書類は多いです。これらは主に必要なものであり、業者や買い替えの方法によっては、必要書類が増減する場合もあります。詳細は業者に確認して、不備のないよう事前に揃えておきましょう。
買い替えには買取サービスを利用しよう
買い替えの際には古い車を処分する必要があり、これをどのように手放すかは重要です。ひとくちに車を処分するといっても、方法はいくつもあり、どのやり方で手放すかによってメリットは違ってきます。
おすすめなのは、買取サービスを利用し、売却によって処分することです。なぜ買取サービスがよいのか、おすすめの業者も知りながら理解を深めましょう。
下取りよりも買取査定に出そう
買い替えをするなら、古い車の処分と新しい車の購入を一緒に済ますことができる、下取りが便利と考える人は多いでしょう。確かに下取りは便利ですが、反面売却の条件は悪くなりやすいため注意が必要です。下取りは査定の基準が厳しく、基本的には状態のよいものに限って評価します。
劣化が激しかったり、故障箇所が多かったりすると、大幅に減額されるどころか、場合によっては価値を付けてもらえない可能性もあります。買取査定の場合は、下取りとは査定の基準が違い、ボロボロでも少なからず価値を付けてもらえることが多いです。
そもそも下取りを実施する業者は、販売メインで車の引き取りに関するサービスが充実していない場合がほとんどです。少しでも好条件で手放したいなら、よりサービスが充実した買取査定に出すことがおすすめです。
買取サービスならカーネクスト
廃車買取業者のカーネクストなら、どれだけボロボロの車でも、0円以上で買い取ってくれます。古い車から過走行車、不動車や故障車まで、幅広く買取に対応しているのが特徴です。
さらにサービスも充実しており、査定から車両の引き取り、廃車手続きの代行まで全て無料です。愛車をスムーズかつお得に手放せるので、買い替えの手続きも楽に済ませやすいでしょう。
参考:カーネクスト
買い替えに適したタイミングを知り賢く乗り換えよう
カーライフをより長く、快適に楽しむには、買い替え時を上手に見極めることが大切です。どれだけ大切に使っている車でも、いつかは必ず故障して使えなくなります。
完全に故障したり、不具合が頻発して使い勝手が悪くなったりする前に買い替えて、常に使いやすい快適な車に乗り続けましょう。