バッテリー上がりで不動!車のバッテリーの充電時間はどの位必要?

車のエンジンの始動に欠かせない部品が車用バッテリーです。ただし、このバッテリーが放電してしまいバッテリー上がりになってしまうとエンジンが始動できず、車は不動になってしまうのです。バッテリー上がりの原因は、半ドアやヘッドライトの消し忘れなどにより、蓄電していた電力が放電されてしまっていることが要因となっていることが多くなっています。
そのため、バッテリー上がりの車のバッテリーは、充電がゼロになってしまっている状態ということになります。

では、ゼロになってしまっている車のバッテリーは、充電時間がどのくらい必要か知っていますか?
こちらでは、車のバッテリーの充電の仕方や、充電時間に必要な時間、バッテリー上がりの解決方法などをご紹介します。

車のバッテリーの充電方法と充電時間は

自動車用のバッテリーとは、自動車のエンジンの始動や運転に必要な電力の供給を行っている蓄電池のような部品です。主に、自動車のボンネットの中に搭載されていることが多くなっています。
自動車のバッテリー上がりをしてしまい、初めてボンネットをあけてバッテリーを確認したという方も多いと思います。
車に欠かせない自動車用のバッテリーの充電方法や充電にかかる時間はどのくらいなのか、こちらでご紹介します。

車を走らせることでバッテリーの充電が可能

実は、車のバッテリーの充電方法は簡単です。車を走らせることで、バッテリーは充電をすることが出来ます。
車を走行してバッテリーの充電をするためのポイントは、まず30分以上走行することです。スピードは50km以上が望ましく、エンジンの回転数を利用して発電機に電力が蓄えられるようになっていますので、短距離走行(ちょい乗り)ですと充電の走行に不向きです。また、アイドリング中や停車中でも通常なら充電はされますが、充電をするために走行を行うなら一定の時間に一定のスピードで走行が出来るところをドライブなどされることをおすすめします。電装品を利用することで電力を使用することになるため、オーディオやヘッドライトなどの電装品の利用が控えられるところでの走行が充電ドライブに一番向いています。

ただし、バッテリー上がりの状態で充電の残量がゼロになってしまっているとエンジンの始動をすることが出来ません。前提として、エンジンが始動し、走行ができる状態であることが必要です。

カーバッテリー充電器を使用して充電する

自宅で定期的にメンテナンスを行っている人は知っているかもしれませんが、バッテリーは専用のテスターを使用することで電圧を測り、充電が必要かどうか確認することが可能です。
バッテリー上がりで走行することが出来ない状態や、テスターでの計測結果を見て自宅の駐車場で充電をしたいという方は、カー用品店で購入が出来るカーバッテリー充電器を使用してバッテリーの充電をすることが出来ます。
カーバッテリー充電器の使用方法や、準備が必要なものは説明書などチェックしていただき、しっかりと用意しましょう。静電気対策の手袋や保護メガネなどもカー用品店やインターネットで通販で購入することが出来ます。

車のバッテリーの充電はどのくらい時間がかかる?

車の充電の状態を満充電にするには、どのくらいの時間が必要なのでしょうか。

充電に必要な時間の目安

  • 走行をして充電する場合:30分から1時間程度
  • カーバッテリー充電器を使用する場合:約10時間※

※カーバッテリー充電器を使用する場合は、90%までの充電になりますので充電率が90%を超えた時点で充電器の電源を切ってしまいましょう。

車のバッテリー上がりで困った時の解決方法

通勤経路が変更になって自動車を乗る機会が減ってしまったり、普段からあまり自動車に乗ることがなかったためエンジンを始動していない期間が長くてバッテリーが上がってしまっていたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、出掛け先で半ドアやヘッドライトを消し忘れて車から離れてしまっていたため、バッテリー上がりになっていたということも。
もし車のバッテリーが放電されていて、バッテリー上がりになってしまっていたらエンジンが始動しないため、走行をして充電をすることも出来ません。
このように車のバッテリー上がりで困った時の解決方法をこちらでご紹介します。

救援車にお願い出来る場合

バッテリーが上がってしまった時に、他の車(救援車)とブースターケーブルでバッテリー同士を接続して電気を一時的に分けてもらい、エンジンを始動させることが出来ます。これは、ジャンピングスタートという方法で、外出先などでライトの消し忘れでバッテリーが上がってしまった時など、他の車の救援を得られそうな場合に有効な方法です。
ブースターケーブルが必要で、さらに取付の手順を間違えてしまうと電流が逆流してしまうなど注意をしなくてはいけません。ブースターケーブルを念のため車載しておくと、外出時の車のバッテリー上がりトラブルに対応しやすく安心です。

ハイブリッド車に関しては、車の構造上ですが救援車としてジャンピングスタートに使用することが出来ません。

バッテリー上がりの解決はプロにお任せもOK

バッテリー上がりで不動になってしまった時、車に詳しくない方や、外出先でブースターケーブルの準備もなく困ったということもあると思います。
このような場合はロードサービスに依頼することも一つの手段です。特に任意で加入する自動車保険にはロードサービスが付帯されていることもあります。保険内容次第では、回数制限がありますので前もって確認しておきましょう。
ロードサービスに依頼した場合のバッテリー上がりの作業費用は、全国対応をしているJAFなら昼間(8:00~20:00の間)13,130円、夜間(20:00~8:00の間)15,230円となっていました。(JAFの会員なら、バッテリー上がりの応急始動作業は無料です※ただしバッテリー交換が必要な場合はバッテリー代金は実費請求になります)
ロードサービスを呼んでみたところ、実はバッテリー上がりが原因でなく、レッカー移動が必要だったということもあります。別のトラブルが原因で不動だった場合も、ロードサービスを呼んでいたら対応してもらえるため安心ですね。

車のバッテリーの充電が出来ない?バッテリーの寿命かも?

いざ車のバッテリーを充電しようとしても、充電が出来ない場合があります。それは、バッテリーが寿命となってしまい機能が低下していることが原因の可能性があります。

車のバッテリーの充電が出来ない原因とは

車のバッテリーの充電が出来ない時は、原因として2つ挙げられます。1つ目は、バッテリーが劣化していて寿命が来ている時です。この場合は、バッテリーの交換をすることで解決が可能です。2つ目は、レギュレーターやオルタネーターなどの他の部品が故障している場合です。バッテリーの交換を最近行ったところなのに、充電が出来ない場合などはこちらの可能性も考えられます。レギュレーターやオルタネーターは個人で交換をされたり、部品を触られることはおすすめできません。整備工場までロードサービスで運ぶか、カーバッテリーの専門業者に依頼してみることをおすすめします。

車のバッテリーの平均寿命とは

車のバッテリーは、いわゆる蓄電池の代わりですので消耗品となり、寿命があります。平均的な寿命は2年から5年ですが、車の使用状況によって消耗度合いは違います。
車のバッテリーを新しいバッテリーと交換した時、廃バッテリーが手元に残ります。廃バッテリーは回収をしていない自治体がほとんどですが、メーカーやカー用品店などで回収をしていますので、リサイクルの観点からも不法投棄せず回収してもらいましょう。

車のバッテリーの充電時間についてのまとめ

車のバッテリーの充電方法は、車をよく利用する人なら走行で十分な充電をすることが可能で、時間も30分から1時間とあまり負担にはなりません。
しかし、バッテリー上がりなどによりジャンピングスタートをする必要がある時などは、通常の充電方法と異なることもありますので、トラブルが起こる前に一度バッテリーの状態や、劣化していないかなど確認しておくと良いでしょう。