オルタネーターが故障するとどうなる?点検方法もご紹介

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オルタネーターが故障すると車はどうなるのか?
オルタネーターの点検を行う方法とは?

こちらの記事では、オルタネーターの仕組みやオルタネーターが故障している際の車の状態、オルタネーターの点検方法についてご紹介いたします。

オルタネーターとは?

そもそもオルタネーターとは、いったいなにか?
オルタネーターと聞いても、なにそれ?となる方や聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか?
オルタネーターとは、車にとってとても重要な部品となっています。

こちらでは、まず初めに車の重要な部品でもあるオルタネーターについてご紹介いたします。

オルタネーターとは

オルタネーターとは、交流の電気を生成する発電機のことです。簡単に言えば、自動車の中で使われる電気を生み出すためのパーツです。
主に、自動車やオートバイ、小型航空機などに搭載がされています。
オートバイに搭載されてるオルタネーターは、前照灯、尾灯などバッテリーを通さずに交流のまま不可につなぐ場合もあるため、整流器を含めずにジェネレーターとも呼ばれています。
オルタネーターという名前は、交流竜電流を英語でさす「alternating current」からきています。

オルタネーターは車の心臓部分ともいわれているパーツなのです。

自動車に搭載されているオルタネーター

自動車などに搭載されているオルタネーターは、エンジンの回転を動力源として利用し、電装部品の電源を発電しています。
発電した交流電力は、直流に変換されてバッテリー(蓄電池)やコンデンサ(電気を蓄えたり放出したりする電子部品)に蓄えられています。
オルタネーターは、自動車では一般的に搭載されている装置となっていますが、ハイブリットカーではあ搭載されていないモデルも多くなっています。
これは、ハイブリットカーはハイブリットモーターによって発電を行い、高電圧大容量の駆動バッテリーへ蓄電し、DC-DCコンバーターを介して電装品や12Vの通常バッテリーに電力供給しているからです。

オルタネーターが故障したら車はどうなる?

オルタネーターが故障をした場合なにか目印などはあるのでしょうか?

つぎに、オルタネーターの故障が考えられる車の状態についてご紹介いたします。

以下の状態が確認された場合は、オルタネーターの点検を行った方が良いでしょう。

オルタネーターから異音

オルタネーターから異音がする場合は、オルタネーターが故障をしかけている場合があります。
このような場合は部品が劣化をしている可能性や、部品が外れかけている可能性が考えられるでしょう。

普段聞きなれないような音がオルタネーターからする場合は気を付けてください。
オルタネーターに限らず、車のどこかの部分から異音がする場合は、故障を疑った方が良いでしょう。

バッテリー警告灯の点灯

もし、オルタネーターに異常が出てくると、車の警告灯に表示があらわれます。車によって表示形態は異なりますが、バッテリー警告灯の点灯が多く見られます。
ほかの警告灯は消えているにも関わらずバッテリー警告灯のみ点灯している場合、または走行中にバッテリー警告灯が点灯した場合などは、オルタネーターの故障が疑われます。

エンジンが始動しない、エンジンの出力がでにくい

オルタネーターに異常がある場合、エンジンの出力が思うようにいかなくなる場合があります。
これは、エンジンの制御には電力が使われており、燃料を噴射するインジェクションなどが満足に動かなくなるからです。
ただ、エンジンが始動しない場合やエンジンの出力が出にくい場合などは、オルタネーター以外にも原因はいくつも考えられます。
※エンジンの不調を感じた場合は、はやめの車の点検をおすすめいたします。

電装品の不調

車の走行中にカーナビやメーターパネルの証明、電球自体には問題がないのにヘッドライトなどが消えてしまう場合やチカチカ点灯している場合、オルタネーターが故障をしている可能性が考えられます。
オルタネーターが故障しかけていると車内の電装品が正常に動かなくなるのです。
スピーカーなどその他の電装品に異常が出ている場合は、オルタネーターの故障も疑った方が良いかもしれません。

オルタネーターの点検方法

オルタネーターの点検、動作確認は専門の方にしてもらうのが一番ですが、ご自身でオルタネーターの点検を行うことも可能です。

つぎにオルタネーターの点検方法についてご説明いたします。

オルタネーターの点検を行うには

ご自身でオルタネーターの点検を行う場合、以下の道具を用いります。
・バッテリー&オルタネーターチェッカー
・作業用手袋
バッテリー&オルタネーターチェッカーとは、バッテリーやオルタネーターに流れる電力を計測するための器具です。
バッテリー&オルタネーターチェッカーは、計測用の計器にプラス端子とマイナス端子のついたブースターケーブルがつながっているものになります。

オルタネーターの点検を行う手順

バッテリー&オルタネーターチェッカーの端子をバッテリーにつなぐ
バッテリーチェックを示す部分のランプが点灯しているかの確認
車のエンジン始動
バッテリー&オルタネーターチェッカーの計器を確認
2.の時にランプが3つとも点灯し、充電量が十分であれば問題はありません。
2.の時にランプが1つしか点灯しなければ、バッテリー点検が必要です。
4.の時に3つあるランプのうち3つとも点灯したら、流れている電圧量が多すぎるというサインです。このとき正常な場合はオレンジのランプだけ、あるいは緑とオレンジのランプだけが点灯します。
オルタネーターの点検で異常が出た場合は、必ず業者に検査や修理を依頼しましょう。
車の異常は、はやめの処置が大切です。

オルタネーターの交換時期や費用

オルタネーターに不調が感じた場合、オルタネーターの故障が疑われた場合、やはりプロである車の修理業者に修理の依頼をするのが望ましいです。

では、オルタネーターの交換目安はいったいどのくらいなのでしょうか?
また、オルタネーターを交換するとなった場合、いったい費用はどのくらいかかるのでしょうか?

オルタネーターの交換時期やオルタネーターの交換費用についてご紹介いたします。

オルタネーターの交換時期

今までの車では、オルタネーターの交換時期は、走行距離が100,000kmを目安に交換が推奨されていましたが、最近の車は変わってきているようです。
最近の車では、部品の性能が今までよりもさらに向上したということもあり、走行距離が200,000kmを超えても故障しにくいといわれています。
しかし、いくら性能が良くなり故障しにくくなったとはいえ、車の使用状況によっては故障してしまう可能性もゼロではありません。
また、オルタネーターは消耗部品であるので、定期的な点検が必要となってきます。

オルタネーターの交換費用

オルタネーターの交換費用は、新品のオルタネーターと交換するのか、もしくは中古品やリビルト品のオルタネーターと交換するのかによって費用は大きく変わってきます。
・新品のオルタネーターに交換する場合…おおよそ5万円から10万円
・中古品・リビルト品のオルタネーターに交換する場合…おおよそ1万円から1万5千円
部品代は外国車・輸入車、国産普通車・軽自動車などメーカーや車種によっても大きく異なります。
その他、工具費用がプラスされる場合もありますので、オルタネーターの修理を業者へ依頼する際は事前に修理費用の見積もりを依頼しましょう。

修理を依頼するときは複数の修理業者で費用の比較を

オルタネーターの交換費用を少しでも抑える方法としてあげられるのが、複数の修理業者に修理費用の見積もり依頼をして、比較するということです。
修理業者によって、部品交換費用や工具費用が大きく異なってくることは珍しくありません。数千円どころか数万円の差がある場合も予想されます。
オルタネーターの交換、修理を検討されいる方は、複数の修理業者に見積もり依頼をし、費用を比較することが望ましいです。

また、見積り依頼をする際に交換、修理にかかる日数も併せて問い合わせると良いでしょう。

まとめ

今回、オルタネーターが故障した場合についてご紹介いたしました。
オルタネーターは、こまめに点検しておくことが大事です。
オルタネーター以外でも、車に少しでも異常を感じたら、早めの点検をおすすめいたします。
車の定期点検が事前に事故を防ぐことにもつながるのです。

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