旧車の税金が高くなる理由とは。乗り換えを検討するタイミング

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車を所有しているだけで、税金を納めなくてはならないことはご存知でしょうか。自動車は、燃料費や駐車場代などの維持費のほかに、毎年自動車税が課税されます。毎日乗っているなら、燃料費や高速代など費用がかさむのは仕方のないことです。しかし、自動車税は車に乗っていなくても、持っているだけで毎年課税されます。しかも、この税金が高いことから、課税時期になると頭を抱える人も少なくないでしょう。

この自動車税ですが、車の登録年数によって税額が変わります。新しい車に比べて、年数の古い旧車は税額が高くなるのです。どれくらい税金が高くなるのか、なぜ税額が高くなってしまうのかを詳しく解説します。

旧車の税金が高くなる自動車関連税について

まず、自動車を所有していることでどのような税金が課税されるのかを確認しておきましょう。年数の経過によっても税額が変わる場合があります。税金は大きく分けて、車を購入するときに掛かる税金、所有していることで掛かる税金があります。それぞれ順番に解説します。

車を購入する時に必要な税金とは

車を購入する場合は、新車・中古車に関係なく自動車取得税が掛かります。しかし、新車と中古車では税額の計算方法が異なります。新車の場合は、50万円以上の価格で購入した際に、自動車取得価格に税率を乗じて計算されます。中古車においては50万円以上という金額は関係ありません。

中古車の場合は、残価率という指標を利用して計算するためです。残価率は、中古車の価値がどれくらあるのかを示しています。車の価値は、年数が経つほど価値が下がっていきます。新車を「1」として、年数に応じて変動します。

車を所有していることで必要な税金とは

自動車は、車検がなければ公道を走ることができません。新車や車検切れの中古車を購入する際は、購入時に必要となります。また、一定期間ごとに更新する必要があります。この時に必要となる税金が自動車重量税です。また、購入した翌月より支払いが必要となる税金に、自動車税があります。

車検時に必要な自動車重量税とは

自動車の区分・重量・年数によって課税されます。新規登録時や車検時期に必ず支払う必要があります。新車であれば、最初は購入時の新規登録です。新車は初め3年の車検があるので、次に支払うのは3年後の車検更新時となります。同じように、中古車は車検の更新毎に自動車重量税を支払います。

自動車重量税は、車両重量の0.5トン毎に税額が変わります。また、登録年数が13年、18年を超えるタイミングで税額が高くなっていきます。また、車検の有効期間内に廃車にした場合は、リサイクル法に基づいて処理されていれば、還付を受けることも可能です。

車両重量新規登録時(3年)車検有効期間(2年)
13年未満13年超え
18年未満
18年超え
0.5トン以下12,300円8,200円11,400円12,600円
~1トン24,600円16,400円22,800円25,200円
~1.5トン36,900円24,600円34,200円37,800円
~2トン49,200円32,800円45,600円50,400円
~2.5トン61,500円41,000円57,000円63,000円
~3トン73,800円49,200円68,400円75,600円

毎年支払い義務のある自動車税

毎年4月1日時点での、自動車を所有している人に対して課せられる税金です。この税金は、自動車の排気量を基に計算されます。廃車や譲渡などを行った場合は、抹消登録や名義変更などの手続きを行わないと課税が停止しないので、確実に手続きを行うようにしましょう。

用途区分総排気量税額
自家用乗用車1リットル以下29,500円
~1.5リットル以下34,500円
~2.0リットル以下39,500円
~2.5リットル以下45,000円
~3.0リットル以下51,000円
~3.5リットル以下58,000円
~4.0リットル以下66,500円
~4.5リットル以下76,500円
~6.0リットル以下88,000円
6.0リットル超111,000円
自家用乗用軽自動車10,800円

重量税と同じように、登録年数が一定期間を超えると税金の負担額が増えます。

区分年数重課率
普通自動車ガソリン車
LPG車
13年超え15%
ディーゼル車11年超え
軽自動車13年超え20%

旧車の税金が高い理由

自動車の税金について確認してみると、年数の経過している旧車では税額が高くなることが分かります。自動車の価値は年数が増えると下がっていくのに対して、なぜ税金は年数が増えると高くなってしまうのでしょうか。その最大の理由は、環境負荷問題です。

環境負荷とは、廃棄物や公害、自然災害などによって、環境に対して害となる影響を及ぼすことを指します。つまり、古い旧車は環境にとって、マイナスになるという考えです。この環境負荷に対して税金の増減を実施するために制定されたのが「自動車税のグリーン化」です。地球環境に優しい車を普及させることが目的となっています。

近年、環境に優しい車ということで、電気自動車などのエコカーも普及してきています。古い車の場合は、新しい車よりも排ガス基準が低く劣っているため、税金を負担してもらおうということで、重課されるようになりました。

税金が上がる前に乗り換えを検討するべきか

クラシックカーが好きで保有している人、まだ調子よく乗れるので買い替えていない人など、車の所有者にはそれぞれ理由があるでしょう。旧車を大切にしていて手離せないなどでなければ、13年を超える前のタイミングで乗り換えを検討するのもひとつの方法です。

なぜなら、13年を超えることで自動車税や車検時の自動車重量税などが高くなるからです。それ以外にも、年数が経過している車では、故障のリスクも高くなります。さらに、経年劣化により修理や部品交換など整備費用も多く必要となります。そうした理由から、税金が上がる前に乗り換えを検討するのは、よいタイミングといえるでしょう。

必要なら廃車買取りを検討してみよう

年数が経過している車は、価値が下がっていきます。乗り換えを検討した場合は、どのような方法があるのでしょうか。

下取りや買取りで乗り換える

自動車販売店で車を購入する時に、下取りとして古い車を出す人は多いでしょう。しかし、乗り換えのタイミングによっては、価格がつかないことがあります。自動車取得税の残価率は6年までしか設定されていないため、7年を超えた車は価値が無いと考えてもよいでしょう。

ディーラーで下取り価格0円だった場合は、買取り専門業者に依頼するのもよい選択です。買取り専門業者では、ディーラーと違い中古車を販売するパイプを太く持っているので、高額査定をしてくれるケースも多くあります。

カーネクストで廃車買取りがお得

買取り専門業者もさまざまあり、業者選びは大変です。カーネクストなら安心して利用することができ、おすすめです。全国3,000カ所以上のネットワークがあり、どこでも電話1本で対応してくれます。高額査定はもちろんですが、廃車手続きが必要な車も費用無料で対応してくれます。年式、走行距離で諦める前に、カーネクストで相談してみましょう。

参考:カーネクスト

新しい車に乗り換えて快適なカーライフを送ろう

年数の経過した自動車は、自動車税や自動車重量税が高くなります。自動車税においては、毎年支払わなければならず、自動車重量税は車検ごとに支払う義務があります。旧車に乗っている間は、払い続ける必要があるため、費用負担が増えてしまいます。また、部品の劣化による修理費用やメンテナンス費用も必要です。休日のドライブ中に、車が急に動かなくなってしまうということも考えられます。

安全を考慮して、支出を抑えるためにも乗り換えがおすすめです。旧車では、下取りなどで価格が付かないことも多いので、カーネクストなどの廃車買取りサービスも視野に入れて検討するとよいでしょう。新しい車を手に入れて、快適なドライブを満喫しましょう。

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