車が動かない時は、まずはなぜ動かなくなったのか、原因を探らなければなりません。バッテリーに不具合が生じて動かなくなるケースは多いですが、実はそれだけではないので注意が必要です。

何が原因で動かないかによって、取るべき対処法は異なります。動かない原因から対処法まで知り、もしもの事態にもスムーズに対応しましょう。

車が動かなくなる原因

事故で車が大破したなら、車が動かない原因も分かりますが、心当たりがないことで、前触れなく動かなくなることもあります。なぜ動かなくなったのか分からない場合は、どこに原因があるかを特定することから始めなければなりません。

原因が特定できないと、対処のしようもないため注意が必要です。車が動かなくなる原因は、バッテリーの不調以外も挙げられます。

ガソリンがない

車が動かない時は、故障を疑う人が多いかもしれませんが、実はガソリン切れという初歩的なミスで動かせなくなることもあります。ガソリンが切れているだけなら、補給すれば直るので一大事にはならないでしょう。

近くにガソリンスタンドがあるなら、そこまで押すか、携行管にガソリンを入れ、補給してガソリンスタンドまで運転するかのどちらかになります。レッカーによる引き取りを依頼することもできますが、費用がかかるので、できるだけ自分で動かしたほうがよいでしょう。

バッテリーが上がっている

走行せずに電気系統を使いすぎたり、そもそも長期間使用していなかったりすると、バッテリー切れを起こすことが多いです。バッテリー切れなら、チャージするだけで簡単に解消できますが、場合によってはバッテリーそのものが故障している可能性もあるので注意しましょう。

故障か単にバッテリー切れかを見極めることが大切で、チャージしても直らないなら、修理や部品交換による対応が必要です。

セルモーターが壊れている

バッテリーの故障と間違いやすいのが、セルモーターの故障です。セルモーターはエンジン始動に必要な部分で、これが故障しているといくらバッテリーをチャージしてもエンジンはかかりません。

エンジンがかからないだけではなく音もしない場合は、セルモーターの故障を疑ったほうがよいでしょう。セルモーターは簡単に直せるものではないので、業者に依頼して修理してもらわなければなりません。

バッテリーが上がったときの対処法

車が動かない多くの原因はバッテリーにあり、それも故障ではなく単にバッテリーが上がっているだけの場合もあります。

バッテリー上がりの場合は、対処法が複数あるので、その場の状況に合わせた方法を用いましょう。対処法は大きく4つに分けられるので、よりメリットになるものを選ぶことが大切です。

ロードサービスに助けを求める

外出先でバッテリー切れを起こし、動かなくなった場合は、ロードサービスを依頼するのがおすすめです。会員なら無料で車を修理工場や指定場所まで移動させてくれる、あるいはその場でチャージして直してもらえます

非会員の場合は高い費用がかかる場合も多いので注意が必要ですが、会員なら積極的に利用するとよいでしょう。

ブースターケーブルをつなぐ

近くに助けてくれそうな人がいるなら、動かせる車とつないで充電する方法もあります。充電にはブースターケーブルが必要で、動く車とバッテリー切れの車両方に繋ぎます。充電には数十分程度時間がかかり、手順も間違えると危険なので実行する際には注意が必要です。

ブースターケーブルがなかったり、周囲に助けてもらえる人がいなかったりするなら、別の方法を考えたほうがよいでしょう。

ジャンピングスターターを使用

周囲に助けを求められない状況なら、市販のジャンピングスターターを使うのもひとつの手です。ジャンピングスターターを使うことで、一時的にですがバッテリー上がりを改善し、エンジンを再始動させられます。

応急処置としての対応になるので、エンジンがかかった後は、修理工場に持ち込んで、バッテリーの状態を詳しく見てもらったほうがよいでしょう。また、対応できるのはバッテリーが上がっている場合のみで、そもそも故障を直せるものではありません。

カーネクストに引き取り依頼をする

バッテリーが上がって動かせず、そのまま処分を検討しているなら、カーネクストに引き取りを依頼するのがおすすめです。カーネクストは車両の引き取りを無料でしてくれるので、費用をかけずに手放せますその後の廃車代行手続きも無料で、手間をかけずに処分できるのが魅力でしょう。

加えて、どのような状態の車でも、0円以上で買取保証をしているので、バッテリー切れでも価値を見出して買い取ってくれます。処分に手間やコストをかけたくない人には、おすすめの業者といえるでしょう。

参考:カーネクスト

バッテリーが上がらないようにするためには

バッテリーが上がった場合は、素早く対処することが大切ですが、そもそもバッテリー切れを起こさないことも大切です。

使い方を工夫することで、バッテリー切れはある程度防げます。どのように使えばバッテリーが上がらず、スムーズに使い続けられるのかを知り、不具合を賢く予防しましょう。

一度に走行する距離を増やす

バッテリーは走ることによって充電されるので、一度の使用でできるだけ長めに走ることが大切です。短い距離しか走っていないと、十分に充電されず、バッテリーにも負荷がかかりやすいので注意しましょう。

長く走り過ぎても、車は消耗しますが、反対に短い距離しか走っていない場合も、劣化が進みやすいことは頭に入れておかなければなりません。

エンジンを止めて電装品を使わない

アイドリングの状態で、エアコンやオーディオ、電気といった、各種電装品を使用していると、バッテリーは上がりやすいです。

走行時の使用なら問題はありませんが、止まっている時に長時間使っていると、充電が底をついて動かなくなる可能性があるので注意しましょう。また、充電がなくなるだけではなく、バッテリー自体への負担も大きいので気をつけなければなりません。

バッテリーの状態をこまめにチェックする

バッテリーは消耗品なので、日常的に状態はチェックしておかなければなりません。チェックしないまま、長く放置していると、いつの間にか劣化して、ある日突然故障するということもあるでしょう。

車検更新の2年ごとにチェックするという人も多いかもしれませんが、少しでも長持ちさせたいなら、最低でも半年に1回、可能なら3カ月に1回程度は状態の確認が必要です。こまめに点検して、少しでも不具合を感じたなら、素早く業者に見てもらいましょう。

ライトはつけっぱなしにしない

ライトのつけっぱなしによるバッテリー上がりは多いので、これにも注意が必要です。ヘッドライトや室内灯はもちろん、指示キーやハザードランプのつけっぱなしにも注意しましょう。これらを放置したために、バッテリーが上がり、手間や費用をかけて直さなければならないのはもったいないです。

ライトのつけっぱなしは気をつけるだけですぐに改善できるので、不要なライトは普段からすぐに消すよう意識しましょう。

バッテリーが上がって動かなくなったときはカーネクストへ

不要な車を処分しようとして、バッテリー上がりで動かせないなら、カーネクストに引き取りを依頼しましょう。カーネクストなら運搬に費用がかからず、そのまま廃車手続きまで任せられます。買取対応で査定額に応じて資金化もできますし、不要な車はお得な方法で賢く処分しましょう。