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自動車の一時抹消登録のやり方|必要書類や注意ポイントなど

普通自動車の廃車手続きには、2種類あります。一つは、永久抹消登録です。二度と対象自動車が乗れなくなる手続きであり、費用はそれほどかかりません。もう一つは、一時抹消登録です。これは、長い期間自動車に乗らない予定の人におすすめの手続きです。本記事では、この一時抹消登録を詳しく紹介します。

具体的には、自動車の一時抹消手続きの流れ、必要書類、登録を行う時の注意点などを取り上げます。一時抹消登録は、税金対策にもなるため、しっかりとやり方を覚えて、無駄な出費を減らしましょう。

自動車の一時抹消手続きの流れ

一時抹消手続きを行う際は、最初にナンバープレートを車から外します。そして、運輸支局の窓口で手続きを行いましょう。最後は、税金の申告手続きをして、還付金をもらいます。こうした自動車の一時抹消手続きの流れについて詳しく見ていきます。

ナンバープレートを車から外す

一時抹消登録のためには、自動車についているナンバープレートを外さなければなりません。自身で取り外すことも可能ですが、厳密には違法になりますので、工場や業者に依頼しましょう。

ナンバープレートは提出物に含まれますので、捨てないように注意してください。そして、抹消登録に必要な書類も用意しておきます。業者から発行される書類も届け出に必要ですので、保管しておいてください。

運輸支局の窓口で手続きを行う

必要書類を持参し、運輸支局の窓口に向かいます。手続きには、350円の手数料が必要ですので、用意しておきましょう。そして、ナンバープレートを窓口に渡し、書類一式を提出します。これで手続きは完了です。

最後に、一時抹消登録証明書が交付されます。この書類は、再申請する時などに必要です。そのため、失くさないようにしてください。

還付される税金の申告手続きを行う

運輸支局では、税金の申告も行います。局内に税申告窓口がありますので、そこに自動車税・自動車取得税申告書を提出しましょう。地域によっては手続きする必要はありませんので、事前に確認しておいてください。

税金の申告手続きを行えば、前払いしていた税金が手元に戻ってきます。納税し忘れている人は、延滞税がプラスされて徴収されてしまいますので、必ず納めるようにしましょう。

一時抹消登録の必要書類

一時抹消登録に必要な書類は、専門業者に依頼する際と自身で手続きを行うケースにおいて、揃えるものが異なります。基本的には、業者に依頼する方が準備する書類は少ないです。あわせて、盗難被害にあった際の必要書類も取り上げていきましょう。

業者に依頼する場合

専門業者に手続きを依頼する際は、発行より3カ月以内の印鑑証明書、委任状、車検証、ナンバープレートが必要です。印鑑証明書と委任状は、同じ印鑑が押されている必要があります。

印鑑証明書は、印鑑登録していない人の発行が不可能です。役場の窓口で手続きできますので、身分証明書と印鑑を持参し、登録しましょう。

自分で手続きを行う場合

自分で廃車手続きを行う際は、発行より3カ月以内の印鑑証明書、車検証、ナンバープレートが必要です。委任状は本人が行うのであれば、不要ですが、印鑑は持っていきます。

これらだけではなく、当日準備する手数料納付書、一時抹消登録申請書、自動車税・自動車取得税申告書も必要です。すべて窓口にてもらえますので、作成して提出しましょう。

自動車が盗難された場合や車検証の氏名や住所が異なる場合

印鑑証明書と車検証の住所が違う際は、住民票と申請書も必要です。名前が違う時は、戸籍謄本と申請書を用意してください。

車が盗難被害に遭い、一時抹消手続きする場合は、ナンバーと車体番号のメモ書き、身分証明書、請求理由を記載した登録事項等証明書交付請求書が求められます。ナンバーと車体番号がわからないなど、困った時は窓口に相談しましょう。

一時抹消登録を行う時の注意点

一時抹消登録では、基本的に自動車重量税の還付金はありません。また、再び対象自動車を走行させるためには、中古車新規登録の手続きが必要です。このような一時抹消登録を行う時の注意ポイントを細かく見ていきましょう。

車検が1カ月以上残っていても重量税は還付されない

自動車を車検した際、自動車重量税を納めます。この還付金は、廃車手続きした際、基本的には車検の有効期限分戻ってきます。しかしながら、有効期間が1カ月を切っている際は、返ってきません。

また、重量税の還付は、自動車が解体されていることを前提にしているため、一時抹消登録では、還付金がないことを認識しておきましょう。一時抹消登録後に車を解体すれば、還付金はもらえます。

車を復活させる場合は再度手続きが必要になる

一時抹消登録後に、もう一度自動車を走らせるためには、中古車新規登録の手続きが求められます。手続きする場所は、運輸支局です。

一時抹消登録証明書含め、さまざまな書類が必要であり、しかも再度車検を受けなければなりません。また、自動車の持ち込みのために、仮ナンバーを取得したり、自賠責保険に入ることも前提です。

一時抹消登録済みの車を高く買い取ってもらうには

一時抹消登録した自動車を売る際には、できるだけ早めに売却手続きを進めましょう。そうすれば、高い値段で売買できる可能性があります。また、レッカー代や引き取り手数料などが無料の廃車買取専門業者に依頼することもおすすめです。

なるべく早く売却する

自動車は、日に日に価値が下落するものです。そして、長い期間乗っていない車は、劣化スピードが速く、ますます売れなくなってしまいます。できるだけ高値で売却したい人は、なるべく早めに売りに出しましょう。

廃車であれば、ディーラーではなく、専門業者に依頼することおすすめします。中でも、廃車関連の費用が無料な業者がベストです。

カーネクストを利用する

車検切れした車、故障車など、どのような状態の自動車であっても、0円以上の買取保証をしているカーネクストは、おすすめの業者です。しかも、廃車に関する引取り手数料、解体費用、レッカー費用、自動車税還付・廃車手続き代行費用はすべて無料です。レッカーは全国に対応し、希望する場所に引き取りにきてくれます。

無料査定も行っていますので、まずは査定依頼をしましょう。自動車の状態や車種によっては、高値での売却も可能です。カーネクストでは、海外に広がる販路を持っているからこそ、0円以上の買い取りや高額査定を実現しています。早めに売りたい人は、年中無休のフリーコールを利用しましょう。

一時抹消を選択した後は早急に車の使い道を決めよう

自動車の一時抹消登録は、税金対策や盗難時におすすめの手続きです。手続きは、運輸支局の窓口で行います。必要書類は、自身で行う場合、業者に依頼するケースによって異なりますので、事前に確認しておきましょう。いずれも、車検証、ナンバープレート、発行より3カ月以内の印鑑証明書などは必須です。

手続きの注意ポイントは、解体を条件にしている自動車重量税の還付がないことです。再び公道を走行させるためには、中古車新規登録というややこしい手続きもあります。一時抹消は、長期間自動車に乗らない人におすすめの手続きです。車を二度と使用しない人は、永久抹消を選択しましょう。