PR

車の修理費用はなぜ高い?故障箇所別の相場もご紹介

車が故障したり、事故などで車の大部分が損傷してしまった場合、車の修理にどれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
事故によって車が損傷してしまった場合は、等級をダウンさせてでも保険を利用すべきか、自腹で修理費用を負担すべきか、または車を乗り換えるべきか迷うかと思います。
どうするのが一番お得になるのかを判断するためにも、車の修理費用の相場は知っておきたいところです。

ここでは、車の修理費用を決める要因や、故障した箇所ごとの修理費用の相場をご紹介していきます。

車の修理費用は何で決まる?

車の修理費用は、修理する箇所や車の状態によって大きく異なります。
修理費用を決める要因は何なのか、修理費用が高くなるのはどういった場合なのかについて、詳しく見ていきましょう。

故障した箇所

故障した箇所によって、車の修理費用は大きく異なります。
例えば、バンパーやドアに小さな傷やへこみができた程度であれば、板金塗装などで簡単に修理することができるため、修理費用はそれほど高くなりません。
しかし、エンジンのような車の走行に大きく関わる箇所が故障した場合は、簡単に修理を行うことができず、修理ではなく交換が必要になることもあります。
外装ではなく車の走行に必要な部品などが故障した場合は、修理費用が高額になることを覚悟しておいた方がいいでしょう。

故障の程度

修理する箇所が同じでも、故障の程度によって修理費用は異なります。
少し擦ったり、ぶつけてしまった程度の傷やへこみであれば、数千円程度で修理することができますが、傷やへこみが広範囲に広がっていたり、歪みが生じている場合などは、数十万円以上かかることがあります。
また、修理ではなく部品そのものの交換が必要になるほど損傷が激しい場合は、新しい部品が必要になる分、費用も高額になります。

修理の工程

修理に必要な工程によっても、かかる費用は異なります。
板金塗装で済む程度の修理なのか、パーツを丸ごと交換しなければいけないのかによってもかかる手間や時間が異なり、手間や時間がかかる修理であればあるほど、費用は高額になります。
修理の工程は業者によって異なることもあるので、見積もりを出してもらうことをおすすめします。

車種

修理する車が国産車なのか外車なのか、大衆車なのか高級車なのかによっても修理費用は変わってきます。
外車であれば部品を海外から取り寄せる必要があり、輸送費や人件費などがかかる分、費用が高額になります。
また、高級車の場合も大衆車とは異なる部品が使われていることもあり、費用が高額になる可能性が高いです。

人件費

車の修理を業者に依頼する場合、当然工賃が発生します。
この工賃は、ディーラーや修理工場などによって1時間当たりの単価が定められています。
部品の本体価格とは異なり、人件費である工賃は安くすることができません。
いくつかの業者から見積もりを取ることで工賃が安い業者を選ぶことはできますが、工賃は作業する時間や技術に対して支払うものであるため、安ければいいというものではありません。
求められる工賃に見合った技術があってこそ、車の修理は成り立つと考えるようにしましょう。

箇所別 修理費用の相場

お話ししたとおり、修理費用は故障した箇所によって異なります。
ここからは、箇所ごとの修理費用の相場をご紹介します。

エンジンの修理

修理費用相場:50~100万円

エンジンは車にとってかなり重要な部品です。
そんなエンジンの修理は簡単ではないため、修理や部品の交換ではなく、エンジンそのものを交換することも珍しくありません。
エンジン本体の価格は国産車の場合、30~50万円が相場です。
しかし、交換作業にはエンジン本体の価格だけではなく工賃が必要となり、本体価格と工賃を合わせると、総額が100万円近くかかってしまうこともあります。
また、外車や高級車はエンジンも高額のため、100万円を超えてしまう可能性もあります。

フレームの修理

修理費用相場:10~100万円

事故などに遭ってしまった場合、車のフレームが変形してしまうこともあります。
フレームの板金補修だけであれば10万円程度で済みますが、フレームの修理には周辺のパーツの解体・組み立てが必要となることが多く、その分の工賃などがかさんでしまうため、総額が100万円程かかってしまうこともあるのです。
また、フレームは車を形作る重要なパーツのため、一度修復してしまうと修復歴が付き、車の価値が大幅に下がってしまいます。
事故などでフレームが破損し、保険会社から全損扱いと判断された場合は、修理費用が100万円以上かかることもあり、買い替えた方が総額が安くなる可能性もあります。

バンパーの修理

修理費用相場:1~20万円

フロントバンパーやリアバンパーは、少しぶつけたり擦ったりしただけでも傷が付きやすく、修理の頻度が高い箇所だと言えます。
5cm四方程度の小さな傷やへこみであれば1万円程度で修理することができますが、バンパーの側面や中央付近まで擦ってしまった場合は、3~5万円ほどかかります。
また、バンパーが折れてしまっている場合などは板金や塗装での補修ができず、バンパーの交換が必要になります。
バンパーの交換は車種によって値段が異なりますが、およそ5~20万円程度かかると考えておいていいでしょう。
修理と交換の費用があまり変わらないようであれば、新品に交換した方がいいでしょう。

ドアの修理

修理費用相場:2~数十万円

どこかにぶつけたことによってドアにへこみやキズができてしまった場合は、板金やパテ盛りでの補修となります。
この場合の修理費用は2万円からで、修理の範囲が広ければ広いほど費用も高くなります。
また、こういったへこみやキズがあるとドアの塗装が剥がれ、サビの原因となってしまいます。
サビてしまうとさらに修理費用がかさんでしまうため、放置せずに早めに修理に出すようにしましょう。

素材がアルミかカーボンのドアの場合、全体が歪んでしまったりガラスが割れてしまうと、板金による補修ができません。
その場合はドアを丸ごと交換する必要があり、ドア一枚につき10万円以上かかってしまいます。
また、外車の場合は新しいドアを調達するために輸送費や人件費がかかるため、交換費用が数十万円を超えてしまうこともあります。

エアコンの修理

修理費用相場:数千~20万円

ガス漏れが原因でエアコンが効かない場合は、ガスを補充するだけでいいので数千円程度で済みます。
しかし、エアコンの部品が損傷している場合は、部品の一部を交換する必要があります。
エアコンの部品は数万円程度かかり、いくつかの部品を交換する必要がある場合は、エアコン自体を丸ごと交換した方が安く済むこともあります。
エアコンを交換する場合の相場は、20万円程度です。
エアコンに関しては、外車であってもエアコンは日本製というケースも多いため、車種によって高額になるということはほとんどありません。

マフラーの修理

修理費用相場:1~3万円以上

マフラーに穴が開いてしまっている場合、溶接やパテ埋めで穴を補修する必要がありますが、修理費用は1万円程度で済みます。
しかし、溶接やパテ埋めで補修できない場合は、マフラーを交換することになります。
マフラーの交換は、国産の大衆車であればマフラーの本体価格が2万円から、工賃が1万円程度であることがほとんどですが、部品が手に入りにくい外車や高級車などは、さらに高額になる可能性があります。

修理よりも廃車の方がお得な場合も

車の修理費用があまりにも高額になってしまう場合、廃車にして新しい車に買い替えた方がお得になることもあります。
廃車にした方がお得とはどういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

修理を断られるケースも

事故などによって車の損傷が激しく、保険会社から全損扱いを受けた車は、修理を断られてしまうこともあります。
修理の範囲があまりにも広かったり、損傷の程度が激しい場合は、業者が修理できないことがあるためです。
また、事故の場合、同じ年代で同じ型の中古車に乗り換えた方が安くなる場合も全損扱いとなり、保険を使っても修理費用は全額下りなくなってしまいます。

廃車買取業者に買取を依頼する

修理を断られてしまったり、修理費用があまりにも高額になる場合は、買い替えを検討することになるかと思います。
その場合、損傷してしまった車はただ廃車にするのではなく、業者に買い取ってもらった方がいいですよね。
しかし、中古車買取業者は、中古車として再販できる車しか買い取ってくれないことが多く、修理を断られてしまうような車は買取も断られてしまう可能性が高いです。

そこでおすすめしたいのが廃車買取業者です。
廃車買取業者であれば中古車としてだけでなく、パーツや鉄資源としての販路も持っているため、全損しているような車であっても買い取ってくれることがあります。
事故車としてただ廃車にするのではなく、廃車買取業者に買い取ってもらうことで、少しでも手元にお金が残った方がいいですよね。

おすすめの廃車買取業者

廃車買取業者の中でも、販路を豊富に持つ業者を選ぶことで、より高価買取につながりやすくなります。
日本国内だけでなく、海外への販路を持っている廃車買取業者であれば、海外へ輸出した時の価値まで考えて買取価格を提示してくれます。
ガリバーやカーネクストなどの廃車買取業者は海外への販路を持っており、高価買取につながりやすいためおすすめです。
これらの業者は廃車に関わる手続きも全て無料で行ってくれるため、楽に廃車をすることができます。

まとめ

車の修理費用が高くなってしまう理由や、故障した箇所別の修理費用の相場などについてご紹介しました。
車の修理費用は、車種や故障した箇所、車の状態などによって異なります。
また、修理を依頼する業者によっても費用は異なりますので、きちんと見積もりを取り、修理費用を比較することをおすすめします。
また、きちんと見積もりを取った上で、等級をダウンさせてでも保険を利用するか、自分で修理費用を負担するか、車を廃車にして買い替えるかを判断するようにしましょう。