年式が古く走行距離が多い車は、中古車市場でも価値が低い傾向にあります。また、事故や故障で走行できなくなった車は、中古車としても「買い取ってもらえない」というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、どのような状態の車でも修理後に走行できれば、金額は低くても買い取ってくれる業者もあります。この記事では、年式が10年以上の古い車の処分を検討している方に向けて、古い車を高値で買い取りしてもらう方法や、優良な業者の探し方について解説していきます。
古い車といわれる基準は
古い車といっても、著しく外観が錆びれていれば明白です。しかし、年式や走行距離は見た目だけでは判断しにくく、洗車などを日頃からきちんと行っていれば、一目で古い車だと分からない場合もあります。
一般的に、車の寿命は新車登録から10年以上経過していることや、走行距離が10万kmを超えることが目安となっています。ただし、古い車といわれる基準や寿命といわれる年数は、明確に決まっていません。
実際の中古車市場においても、年式が古く走行距離が多い車は、査定額が低くなる傾向にあります。また、道路運送車両法では、新車登録から3年、その後は2年という周期で、車検を受けることが義務づけられています。
車検も中古車市場と同様に、年式が古く走行距離が多い車に対する費用は、高くなる傾向にあり、劣化した部品交換などが影響していると考えられています。しかし、多少古くても愛着のある車の場合は、高額な車検費用を支払っても乗り続けたいと考えがちです。そのためには、日頃からのメンテナンスを十分に行う必要があるので、維持費も高額になる傾向にあります。
古い車でも買い取りできる理由
一般的に、古いと認識される車の場合、中古車市場での買取価格は低いケースがほとんどです。しかし、状態が悪く廃車同然の車でも、積極的に買い取りを行っている業者があります。
海外に輸出できるから
中古車市場では、年式が新しく走行距離が少ない車へのニーズは高く、価格も高めで販売されています。また、日本では1台の車に乗り続ける期間は、約8年といわれていることから、新車登録から10年以上経過した車は、古いと認識されやすい傾向にあります。
ただし、日本で古いと認識される車であっても、修理して走行できる状態になれば、海外では十分に乗れる車としてニーズがあります。買取業者が、古い車を積極的に買い取っている理由には、こうした背景があり、古い車を海外に輸出することで利益を出しています。
部品に価値があるから
日本で古いと認識される車は、修理をすれば、全てが海外に輸出されているという訳ではありません。事故や故障で走行できなくなった非常に状態の悪い車は、中古車としての価値は皆無だといえるでしょう。
このように、中古車としての価値がない車であっても、個々のパーツが使用できる状態であれば、分解してパーツを販売できます。また、分解されたパーツは国内でも販売されますが、海外からのニーズがあれば輸出もできます。
鉄くずにして売れるから
中古車としても価値がなく、分解してパーツにすらできない状態の車でも、全く価値がないという訳ではありません。例えば車を解体し、鉄くずとして売却すれば多少の利益を出せます。
ただし、鉄の相場は変動するため、引き取り時の鉄相場に応じて、高額で取引される可能性もあるので、把握しておくとよいでしょう。
古い車をできるだけ高く買取してもらうには
中古車としての価値がほとんどない古い車でも、最終的には解体することで、鉄くずとしての利益は出せます。ただし、古い車を引き取ってもらう業者を選ぶ際には、できるだけ高く買い取ってもらうために、以下のような点で注意することをおすすめします。
海外に販路を持つ業者に依頼する
古い車を買い取りに出す場合、ディーラーや買取専門業者に依頼することが一般的です。ただしディーラーの場合、新車の販売が専門だという特性があることから、古い車を買い取って、海外に輸出するルートを持っていないといえるでしょう。
古い車をできるだけ高く売りたい場合は、海外に販路を持つ買取専門業者に依頼すると、高値での買い取りが期待できます。なお、買取専門業者の数は多いため、インターネット上の一括査定サイトを利用し、査定額やサービス内容を検討することをおすすめします。
車を掃除してきれいな状態にしておく
海外に販路を持っている買取業者の場合、将来的に海外での販売を想定しています。そのため、よりよい状態のほうが買い手がつきやすいことから、古い車でもきれいな室内であることが求められます。
室内の汚れはマイナス要素になるため、清掃やゴミの処分を行って、できるだけきれいな状態にしておくと、査定額のダウンは避けられます。
修理はせずそのままにしておく
車のボディに大きな傷や凹みがある場合は、マイナス要素になりかねないというイメージが強いことから、買い取りに出す前に、修理しなければならないと考えがちです。
しかし、事前に修理したとしても査定額にほとんど影響がないため、傷や凹みはそのままにしておいても問題ないといえるでしょう。また、買取価格よりも修理費用のほうが、高額になる可能性も考えられます。
廃車買取に特化した業者を選ぶ
古い車を所有していると、日頃からのメンテナンスや車検に費用が掛かり、経年劣化による故障の心配も生じます。
買い替えでも廃車買取専門業者に依頼しよう
新たな車に買い替える場合は、新たに購入するディーラーで古い車を下取りしてもらい、下取り価格を購入価格から、値引きしてもらうケースがほとんどです。しかし、ディーラーは海外への販路を持っていないため、値段がつかないといわれる可能性が高いです。
このような場合、古い車の価値がないばかりか、廃車手続きに伴う手数料を請求される可能性もあります。一方で、買取専門業者の中でも廃車買取に特化した業者の場合、古い車を買い取ってくれるだけでなく、手数料を無料に設定している業者もあり、お得に処分できます。
なお、廃車買取業者を選ぶ際には、サービス内容をきちんと確認して、自分に適切な業者を選んで損をしないようにしましょう。
廃車買取ならカーネクスト
廃車買取業者の数は多いですが、全国対応で業界トップクラスのサービスを提供している「カーネクスト」の利用がおすすめです。
独自のノウハウとマーケティング力
カーネクストは、日本車へのニーズが高い世界各国に販路を持っており、どのような車種でもニーズに合った再販を行っています。そのため、車の状態や車種にかかわらず、0円以上の高価買取を実現しており、これまでに多くのユーザーの利用実績を誇っています。
費用は一切かからないのでお得
カーネクストは、事故や故障で走行できなくなった車でも、レッカー費用無料で引き取りしています。また、廃車手続きに伴う代行手数料や、査定の費用が一切かからないため、お得に古い車を処分できます。
年中無休での対応
ディーラーでは、決まった曜日が定休日となっている場合が多く、営業時間も限られています。しかし、カーネクストは年中無休で対応しており、WEBからの問い合わせであれば、24時間体制で対応しているので便利です。
古い車を賢く売却しよう
古い車に対する基準や年数は、法律などで明確化されていませんが、現在の日本では、新車登録から10年以上であることや、走行距離は10万kmが目安だと考えられています。
たとえ10万kmを超えた、古くて中古車市場で価値のない車でも、廃車買取専門業者ならお得に手放せるかもしれません。ただ処分するのではなく、賢い売却を目指しましょう。