自動車を所有している人で、乗り続ければいつかは車検を受けます。車検で車の安全性をチェックし、公道を走っても問題ないのか調べます。そんな車検には、さまざまな費用がかかり、自動車の種類によって金額に差があります。年式によっては、高額になってしまうことも考えられます。
この記事では、そんな古い自動車の車検費用について、さまざまな角度から解説していきましょう。併せて、古い車を所有するメリットやデメリットなども取り上げていきます。長期間乗っている車を保有している人や買い替えを検討している人などは、ぜひお役立てください。
古い車の車検について
古い車であっても、車検のスケジュールに変更はありません。費用の内訳も同様ですが、一部の料金が高くなりがちです。経過年数によっては、税額がアップすることも特徴と言えるでしょう。こうした古い車の車検について細かく解説していきます。
2年に1回の車検は変わらない
かつて古い自動車は、1年に1回車検を受ける決まりがありましたが、1995年以降、現状の2年に1回に変更されました。初回は3年、次回以降は2年です。
普通自動車や軽自動車は、このスケジュールでの車検ですが、貨物自動車やタクシーなどは、毎年受けなければなりません。車によってスケジュールが異なりますので、乗用車以外の車検を受ける人は、期間を間違えないようにしましょう。
車検の内訳
車検は、重さによって変動する自動車重量税、加入期間で異なる自賠責保険料、印紙・証紙代などが必要です。これらだけではなく、24カ月点検代やその他整備費用もかかります。
古い自動車の場合、パーツの消耗などが多い傾向にあり、点検料金などが上がりがちです。定期的にメンテナンスして、費用を抑えるようにしましょう。
自動車重量税が高額になることが大きな原因
自動車重量税は新車登録からの年数によって税額がアップします。ディーゼル車は11年、ガソリン車は13年で重課されます。
さらに、18年以上でも税額が上乗せされますので、古い自動車は車検のトータルコストが高額になりがちです。エコカーであれば減税されますが、年式が古い場合、新しい車よりも、整備代がかかる傾向にあります。
古い車を所有するデメリット
年式が古い自動車の所有は、自動車重量税だけではなく自動車税も高くなり、走行距離次第では、消耗してしまうパーツが増加します。また、そもそも部品がなく、業者によって対応不可なケースもあるでしょう。こうした古い車を所有するデメリットについて詳しく紹介していきます。
毎年の自動車税が高くなる
自動車税も納付が定められている税金ですが、13年経過した自動車の場合、10~15%重課が始まります。これは、古い車を所有するデメリットの一つです。
自動車を手放した場合、自動車税の還付手続きをすれば還付金が戻ってくることもありますが、税額が急に上がることに変わりません。13年経過する前に、買い替えを検討してみましょう。
消耗品の増加
年式が古い自動車の場合、走行距離も多くなることが基本です。たくさん走った自動車は、各部品の消耗が進んでいます。タイヤのすり減りやバッテリー関連などは自分で取り換えることが可能であり、費用を抑えられます。
しかしながら、エンジン回りなどは専門業者に依頼し、そのコストが必要です。できるだけ丁寧に自動車を扱い、消耗品を増加させないようにしましょう。
車検をしてもらえる業者が少なくなる
古い自動車の部品は、生産終了より11年以上経過すると、処分されることが基本です。そのため、業者によっては断られる可能性もあります。部品を処分してしまうのは、管理費用がかかるからです。
しかしながら、古いパーツを所持している業者も存在しないわけではありません。事前に整備できるのか確認して、車検を依頼しましょう。
処分するメリット
古い自動車は、決して売れないわけではありません。車種や業者によっては、高値査定も夢ではありません。しっかりと業者を選定して、損の少ない買い取りを目指しましょう。廃車関連費用が無料な業者もおすすめです。
買取ってもらえば現金収入がある
「古すぎる自動車や走行距離が多すぎる自動車は買い取ってもらえない」と考えてしまう人は少なくありません。もちろん、新車同然のような自動車の方が高額査定になる傾向がありますが、日本では需要がなくても、海外では売れる可能性があります。外国では、丈夫な日本車は非常に人気です。
また、パーツを再利用して売買も可能ですので、どのような状態の自動車であっても問題ないでしょう。自動車所有者が注力すべきポイントは、業者の選定です。廃車買取業者であれば、廃車関連費用もかからず、自動車を買い取ってくれます。そのお金を元手に、新車を購入できるでしょう。
カーネクストなら手続きも簡単
廃車買取業者の中でおすすめなのは、カーネクストです。多走行車、古い車、不動車、故障車など、さまざまな自動車を対象に、0円以上の買取保証を行っている業者です。海外に広がる販路を持っているからこそ、どんな自動車であっても、買い取ってくれます。他業者と10万円以上差が出ることもあるでしょう。
さらに、廃車の引き取り手数料、レッカー代、解体費用、廃車手続き代行費用はすべて無料です。これらの費用は、ディーラーや他業者などであれば数万円かかってしまう可能性があります。しかもカーネクストは、自動車税の還付手続き代行も無料サービスです。車を売ったお金だけではなく、還付金も手に入ります。
まずは、無料査定をしてみましょう。メーカー、車種、氏名、電話番号などを専用ページに入力するだけで申し込みできます。フリーコールもありますので、不明点などは専門スタッフに相談しましょう。カーネクストに、古い自動車の買い取りをお願いしてみませんか。
参考:カーネクスト
古い車の車検は正しい認識を持とう
古い車の車検は、新しい自動車と同様に、2年に1回受けなければなりません。かつてよりもスケジュールに余裕がありますが、車検証やフロントガラスに貼るステッカーの日付をチェックして、有効期限を間違えないようにしましょう。
年式が古い自動車は、自動車重量税、自動車税、消耗品の交換代などによって、車検費用のトータルコストが高くなります。また、交換パーツがなく、車検をしてもらえる業者が少なくなる傾向もデメリットです。13年経過で税額がアップしますので、この年数が買い替えのタイミングとしてはおすすめです。
買い替える際には、業者に依頼することになりますが、さまざまな企業があるため、しっかりと情報収集して選定しましょう。自動車の状態によっては、廃車買取が最適です。古すぎる自動車であっても買い取ってくれ、廃車に関係する費用が無料な業者もあります。