「新しい車に乗り換えたい」「自動車が故障してしまい修理するのも手間」という人は、廃車の手続きを進めなければなりません。自動車の登録情報を削除しなければ、自動車に関する税金を払い続けるリスクがあります。そして、廃車にはさまざまなやり方がありますので、本記事で詳しく解説していきましょう。
具体的には、5種類の廃車の仕方、お得に車を廃車にする方法を取り上げます。廃車の情報が知りたい人や、はじめて廃車の手続きを行う人などは、ぜひ参考にしてください。
5種類の車の廃車の仕方とは
廃車には、全部で5つのやり方があります。二度と自動車が使えなくなる「永久抹消登録」、一定期間使用できない「一時抹消登録」、軽自動車ならば、「解体返納」や「自動車検査証返納届」、海外へ輸出する時は「輸出抹消登録」が必要です。こうした5種類の車の廃車の仕方について深掘りしていきましょう。
車の解体前提の永久抹消登録
永久抹消登録は、すでに自動車が解体されている、あるいはもう二度乗れないような状態の自動車に行います。業者に依頼することも可能ですが、自身で行う際は、費用がかかりません。準備する物は、印鑑証明書、所有者の委任状、車検証、ナンバープレートなどです。
また、解体業者から教えてもらえる移動報告番号と解体報告記録がされた日のメモも、廃車手続きには必要です。当日は、運輸局に行って、手数料納付書、永久抹消登録申請書、自動車税・自動車取得税申告書を入手・作成します。そして、ナンバープレートと書類を渡し、税金の還付金をもらって、手続き完了です。
維持費をカットできる一時抹消登録
一時のみ自動車を使えなくなる一時抹消登録という廃車手続きもあります。自動車は、登録している限り、税金などの支払いがあります。長年乗らないことがあっても、仮に盗難されたとしても、支払いはあります。その際、一時抹消登録は有効です。しかも、再び手続きすれば、乗ることは可能です。
印鑑証明書、車検証、ナンバープレートなど、永久抹消登録する際の必要書類や流れとほとんど変わりありません。350円の手数料がかかることは頭に入れておきましょう。手続きを、運輸局で行うことも同様です。また、運輸局は平日にしか空いていませんので、注意が必要です。
軽の廃車は解体返納
軽自動車の場合は、解体が終了した後、解体返納という手続きが求められます。用意する物は、印鑑、車検証、使用済自動車引取証明書、ナンバープレートです。使用済自動車引取証明書は、業者からもらえる書類となります。
申請する場所は、運輸局ではなく、軽自動車車検協会です。解体届出書と軽自動車税申告書を作成して、窓口に提出しましょう。解体返納には、手数料がかかりません。
軽の一時的な廃車に自動車検査証返納届
軽自動車をある期間廃車にするためには、自動車検査証返納届を提出しなければなりません。車検証、印鑑、ナンバープレートを用意して、最寄りの軽自動車車検協会の事務所や支所に向かいます。
そして、自動車検査証返納証明書交付申請書・自動車検査証返納届出書を作成して、再度乗る時に必要な自動車検査証返納証明書を受け取ります。申請の手数料で350円かかることは認識しておきましょう。
海外でも車を使うため輸出抹消登録
日本で乗っていた自動車を、海外でも使いたい人は、輸出抹消登録が必要です。一時抹消登録している場合は輸出予定届出証明書、していない時は、輸出抹消仮登録証明書が求められます。必要な物は、印鑑証明と実印、車検証、輸出予定日の控え、ナンバープレートです。
そして、運輸支局に行って、手数料納付書、輸出抹消仮登録申請書、自動車税・自動車取得税申告書を入手・作成しましょう。手続きを終えると、輸出抹消仮登録証明書が発行され、期日までに車が輸出できるように手配しておいてください。また、手数料は350円かかります。
お得に車を廃車にする方法とは
普通自動車、軽自動車、輸出によって、廃車手続きの仕方は異なります。できるだけ費用を抑えるためには、どうすれば良いのでしょうか。基本的にはディーラーを選ばずに、廃車買取業者を選択すると良いでしょう。レッカー代や書類作成代行などが無料の業者も存在しています。
ディーラーでの車の廃車手続きは損
ディーラーで廃車手続きを行った場合、トータルで数万円かかってしまいます。
廃車の種類 | レッカー代 | 書類代行費用 | 解体費用 | 申請手数料 | 期間 |
永久抹消登録 | ~30,000円 | 10,000~20,000円 | 10,000~30,000円 | – | 3~10日 |
一時抹消登録 | ~30,000円 | 10,000~20,000円 | – | 350円 | 1~3日 |
レッカー代は、依頼せずに持ち込めれば、0円で済みますが、永久抹消登録は最大で約8万円、一時抹消登録は約5万円かかってしまいます。
廃車買取なら廃車費用を無料にできる
廃車買取業者であれば、必要書類の一部を自分で準備する手間がかかりますが、書類作成代行やレッカー代に、費用が必要ありません。レッカーは全国に対応していることもあり、動かせない自動車であっても、安心です。
しかも、買取保証などで、解体費用の負担なく買取もあります。車種や自動車の状態によっては、高値で売れることもあるでしょう。
廃車買取で車を手放す仕方
廃車買取業者に依頼する際は、メールや電話、無料査定などで申し込みましょう。自動車の年式や状態を伝えてください。契約後は、スケジュールを調整して、自動車の引き取りです。
売った自動車を販売することになった際は、各種抹消手続きの申し込みが必要です。廃車手続き完了後に、口座振り込みで、すべての業務は完了です。
廃車買取のおすすめはカーネクスト
廃車買取業者の中でおすすめなのは、カーネクストです。旧式車、走行距離の多すぎる車、動かない自動車、車検切れした車でも引き取ってくれます。しかも、海外に広がる販路を持ち、0円以上の買取保証を行っている業者です。自動車によっては、高値の査定も夢ではありません。
また、廃車に必要なレッカー費用、引き取り手数料、廃車手続き代行費用、解体費用は無料です。自動車税の還付手続き代行にも、費用がかかりません。別の業者と比較して、10万円以上も異なる査定額も不可能ではありません。まずは無料査定を受けてみましょう。急ぎの人は、フリーコールがおすすめです。
車の廃車の仕方は買取利用で迷わない
廃車には、5つの種類があります。普通自動車であれば、永久抹消登録、もしくは一時抹消登録です。軽自動車は、解体返納、あるいは自動車検査証返納届です。外国で自動車を使うためには、輸出抹消登録の手続きも求められます。手数料として、350円かかる廃車の種類があることも認識しておきましょう。
ディーラーでも廃車手続きは可能ですが、数万円かかってしまう可能性があります。費用を抑えようとしても、大幅に節約できません。廃車買取業者に依頼すれば、レッカー代や解体費用、各種書類作成代行を無料で行い、しかも車が高く売れるかもしれませんので、お得です。
廃車する自動車を所有しており、できる限り損したくない人は、廃車買取業者がおすすめです。さまざまな業者がありますので、自分に合った会社を選び、無駄な出費を減少させましょう。