大事な愛車にへこみを見つけたら誰しもがショックなのではないでしょうか。
車にへこみが出来てしまったとなっても、大きさや深さはさまざまでしょう。
こちらの記事では、車にへこみが出来てしまった場合の対処法や自分で車のへこみの修理を行う場合のコツなどについてご紹介したいと思います。車のへこみの修理をご検討されている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
自分で車のへこみを直せる?4つの修理方法をご紹介
車にできてしまったへこみは、場合によっては自分で直すことが可能となっています。小さいへこみ程度であれば、自分で修理するというのもひとつの方法なのではないでしょうか?
では、自分で修理するにはどうしたら良いのか?事前に準備するものは?
こちらでは、車のへこみを自分で修理する方法として4つの方法をピックアップしてご紹介したいと思います。車の小さいへこみでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
1、熱湯を使用して車のへこみを修理する
熱湯を使用して車のへこみを修理する手順についてご紹介いたします。
熱湯を使用して修理する手順
- へこみの部分に熱々の熱湯をかける ※熱湯の扱いには十分にご注意を!
- 裏側から少しずつ押し出す
熱湯で修理する方法は、準備もさほどいらずすぐに出来ますが、熱湯の扱いには十分にご注意ください!
2、ドライヤーを使用して車のへこみを修理する
ドライヤーを使用して車のへこみを修理する手順についてご紹介いたします。
バンパー、エアロパーツ、フロントフェンダー、ボンネット、リアゲートなどの部分は、樹脂で出来ているのでドライヤーの熱をあてることで柔らかくなるのです。
ドライヤーを使用して修理する手順
- へこみの部分にドライヤーの熱風をあてる(柔らかする効果があります)
- 裏側から少しずつ押し出す
ドライヤーであれば、ほとんどの方がおうちにあるでしょうし、気軽に修理できるのではないでしょうか。
バンパー、エアロパーツ、フロントフェンダー、ボンネット、リアゲートのへこみであれば、自分でドライヤーで直すというのもひとつの方法です。
3、冷却スプレーを使用して車のへこみを修理する
冷却スプレーを使用して車のへこみを修理する手順についてご紹介いたします。
冷却スプレーを使用して修理する手順
- へこみの部分にドライヤーの熱風をあてる
- 冷却スプレーで一気に冷やす
冷却スプレーに関しては、おうちにはない方も多いかもしれませんね。冷却スプレーはホームセンターなどで購入が可能となっています。
4、バテで埋めて車のへこみを修理する
バテで埋めて車のへこみを修理する手順についてご紹介いたします。
バテで埋めて修理する手順
- 耐水サンドペーパーなどで、へこみ部分と周囲との段差をなめらかにする
- 油分を落とす
- 軽量バテを塗る
- 再度、耐水サンドペーパーで削る
- 再度、油分を落とす
- 厚づけパテを塗る
- 元の色に塗装をする
バテを埋めて修理する方法では、準備をするものがいくつも必要となってきます。
バテはカー用品店のほかネットでの購入も可能となっています。
ボディ用バテやマフラー用バテやバンパー用バテ、特殊なバテなどさまざまな種類が用意されていますので、購入前に確認しましょう。
また、上記の手順の通り少々手間がかかってしまうだけではなく、バテはすぐに乾いてしますので手早く塗ることが重要となってきます。
バテを使用して車のへこみを修理する方法は、上級レベルといえるでしょう。初心者の方などは、他の方法での修理をおすすめいたします。
車のへこみを修理する際のコツとは
自分で車のへこみを修理するなら、出来るだけきれいに仕上げたいですよね。
とくに慣れていないなど方は、きれいに仕上げることができるかなど不安に感じている方もいらっしゃるかと思います。
では、少しでもきれいに車のへこみを修理するにはどうしたら良いのか?なにか良い方法は?
つぎに、車のへこみを自分で修理する際のコツについてご紹介いたします。
事前に車の汚れを落としておく
車のへこみを修理する前には必ず車の汚れを落としてきれいにしておいた方が良いでしょう。
車をきれいにした状態で修理をした方が、作業率も上がりますし車に汚れがついたままだと修理がうまくいかなかったり、ムラになってしまったり、逆に傷がついてしまう恐れもあります。
クロスなどで拭くだけでも十分ですので、車のへこみを修理する前には、車の汚れを出来るだけ落としておくことが大切です。
焦らず丁寧に修理する
車のへこみを修理する場合に、バテを使うとスピード性もかなり重要となってきます。
だからといって、どの方法で修理する場合も修理作業は焦らずに丁寧に修理をすることが大切です。またへこみの具合によっては、一度の工程ではなく何度も同じ工程を繰り返す必要もあるでしょう。
そもそも修理のプロでない限り、車のへこみを自分で修理することは決して簡単なことではないですので、気持ちに余裕を持ったうえで修理しましょう。
車のへこみに気づいたら出来るだけはやめの修理を
車のへこみに気づいたら、出来るだけはやめに修理をした方が良いでしょう。
車のへこみは、そのままほったらかしにしておくと、車のへこみの部分からサビが発生してしまう可能性が考えられます。サビが発生してしまう大きな原因としては、車のへこみの部分から塗装が剥げていき、水にあたってしまったりすると酸化してしまうからです。サビが発生してしまったり傷が増えたりすると修理に手間がかかったり、自分では修理ができなくなってしまうかもしれません。
そうならないためにも、車のへこみに気が付いたら出来るだけはやめに修理をすることをおすすめいたします。
自分で修理を行うメリット・デメリット
自分で修理を行うメリットとデメリットについてご説明いたします。
ご自身で車のへこみの修理をお考えの方は、修理をする前にメリットとデメリットをきちんと理解しておいた方が良いでしょう。。
自分で修理を行うメリット
修理業者に依頼をするよりも、修理費用を抑えることが出来る
軽度のへこみであれば自宅にあるもので修理が可能
自分で修理を行うデメリット
プロのように仕上がりがうまくいくとは限らない
修理に手間がかかる
適正な方法で行わないと失敗する可能性がある
業者に依頼をした場合の修理費用
車にできたへこみがいくら小さいへこみだとしても、自分で修理するよりも修理業者に頼みたいという方もいらっしゃるでしょう。
車のへこみの修理費用は、損傷ヵ所や損傷の大きさにより大きく異なってきます。また依頼先の修理業者によっても、修理費用は大きく異なってくるでしょう。
つぎに、修理業者に車のへこみの修理依頼をした場合の修理費用についてご紹介いたします。
業者での修理費用(10cm×10cm程度のへこみの場合)
例として、10cm×10cm程度のへこみを、業者に修理依頼した場合の修理費用の相場についてをご紹介いたします。
ドア | 3万円~ |
ドアミラー | 5千円~ |
フロントバンパー | 1.5万円~ |
リアバンパー | 2.5万円~ |
クォーターパネル | 7万円~ |
ボンネット | 1.5万円~ |
へこみの範囲が広くなれば広くなるほど、修理費用は高くなります。
また、へこんでしまっている箇所やへこんでしまっている大きさや深さによっては、部品交換になる場合もありますので、万が一部品交換ということになればさらに費用が高くなることが予想されます。
事前に見積もり依頼を
車のへこみを修理業者に修理依頼する場合は、必ず事前にお見積もり依頼をしましょう。
修理を依頼するならば、修理費用は出来るだけ抑えたいですよね。出来れば、1社ではなく2、3社など複数の修理業者へお見積り依頼をして、比較をすることが望ましいです。
修理費用はもちろん、修理にかかる日数などもしっかり確認して比較しましょう。
まとめ
今回は、車のへこみを自分で修理する方法やコツについてご紹介いたしました。
いかがでしょうか?
車のへこみに気づいたら出来るだけ早く修理することが望ましいです。ご自身での修理が難しい場合や不安な方は、修理業者への依頼も検討されることをおすすめいたします。