新型コロナウイルスにより落ち込んだ旅行需要を再興するため、国が行っているGoToトラベルキャンペーン。
宿泊を伴う旅行、および日帰り旅行の代金を国が補助する支援策ですが、免許を取得するための免許合宿も、このGoToトラベルキャンペーンの対象となります。
ここでは、免許合宿に適用されるGoToトラベルキャンペーンについて詳しく解説していきます。
GoToトラベルキャンペーンとは
まずは、GoToトラベルキャンペーンとはどのようなものなのかを見ていきましょう。
どういった補助が受けられる?
GoToトラベルキャンペーンは、宿泊を伴う旅行、および日帰り旅行代金の最大50%を国が支援する観光支援策です。
2020年10月1日までは旅行代金の35%は旅行商品の割引に当てられ、2020年10月1日以降は旅行代金の割引に加え、残りの15%が旅行先の登録加盟店で利用できる「地域共通クーポン」として配布されます。
対象期間は?
GoToトラベルキャンペーンは、2020年7月22日以降の旅行が対象となり、2021年1月末までの実施を予定されていますが、執行予算がなくなった時点で終了となります。
そのため、明確な期限は定められていません。
また、2020年10月1日までは旅行代金の割引のみでしたが、10月1日以降は旅行代金の割引に加え、地域共通クーポンの付与が開始されます。
申し込み方法は?
GoToトラベルキャンペーンは、キャンペーンに参加している旅行会社やオンライン予約サイトから申し込むことができます。
オンライン予約サイトなどに記載されている価格は、GoToトラベルキャンペーンによる割引が適用された価格であることがほとんどですが、一度確認するようにしましょう。
合宿免許のメリット
運転免許を取得するには、通学免許と合宿免許の二通りの方法があります。
合宿免許のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
免許取得にかかる費用が安い
合宿免許で免許を取得する場合、通学で免許を取得するよりも費用を安く抑えることができます。
免許取得にかかる費用は教習所や時期によって異なりますが、通学免許の相場が25~30万円ほどであるのに対し、合宿免許の場合、20~25万円が相場となっています。
プランによって異なりますが、合宿免許の費用には3食分の食事代や宿泊費が含まれていることも多く、教習所までの交通費を負担してくれるプランもあります。
色々なプランを比較検討してみるようにしましょう。
短期間で免許を取得できる
通学では教習所の予約が希望通りに取れないことも多く、免許取得までに2~3ヶ月ほどかかるのが一般的です。
教習の間隔も空いてしまうため、技術や知識が身に付くのが遅くなるというデメリットもあります。
それに比べて合宿免許は、取得する免許の種類にもよりますが、2~3週間ほどで免許を取得することができます。
また、合宿免許では毎日教習スケジュールが組まれており、休日以外は学科と実技の教習が数コマずつあるため、効率よく免許を取得することができます。
旅行気分で免許を取得できる
合宿免許の教習所は全国にあるため、今まで行ったことのない場所や少し遠方を合宿先に選ぶことで、旅行気分を味わうこともできます。
教習のない休日は好きに時間を使うことができるので、娯楽施設や観光名所などが近くにある場所を選ぶのもいいでしょう。
また、合宿免許では新たな出会いもあります。通学免許にはない楽しみ方ができるのも、合宿免許のメリットだと言えるでしょう。
合宿免許のデメリット
メリットの多い合宿免許ですが、同時にデメリットもあります。合宿免許のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
まとまった休みを取る必要がある
合宿免許で免許を取得するためには、2~3週間、毎日教習に参加する必要があります。
そのため、通学とは異なり、自分のペースで教習を受けることはできません。
社会人の場合は、2~3週間のまとまった休みを取ること自体が難しいという方が多いのではないでしょうか。
また、学生であれば長期休暇を利用することもできますが、その期間中は他の予定を入れたり、アルバイトのシフトを入れることはできなくなります。
都会での運転に慣れにくい
合宿免許の教習所は、市街地から離れた場所にあることが多いため、教習時に走る道路は交通量が少ないことがほとんどです。
そのため、免許取得後に走る道路が都会などの交通量の多い場所の場合、交通量の多さに慣れず、戸惑ってしまう可能性があります。
通学免許であれば、教習時に走る道路の交通量と免許取得後に走る道路の交通量が同じ可能性が高いため、早く慣れることができます。
不合格の場合は宿泊費も追加される
設定されているスケジュール内で試験に合格できなかった場合、教習費と宿泊費を追加して追加講習を受ける必要があります。
想定していた日程よりも長くなり、費用も余分にかかってしまうため、これはかなりのデメリットだと言えます。
中には教習の追加が無料のプランもありますが、プランの料金自体が少し高くなっていることがほとんどです。
GoToトラベルキャンペーンで合宿免許はどう変わる?
前述のとおり、合宿免許で遠方の教習所まで行くという方も多いのではないでしょうか。
GoToトラベルキャンペーンが適用されたことによって、合宿免許はどう変わったのか詳しく見ていきましょう。
合宿免許にかかる費用が割引
合宿免許での免許取得にかかる費用は、教習所や時期によって異なりますが、ATの免許取得は20~30万円が相場となります。
宿泊所や食事の有無などによっても費用は異なるため、プランを確認するようにしましょう。
この合宿免許にGoToトラベルキャンペーンが適用されると、観光目的の旅行と同じく合宿費用の総額から35%が割引され、さらに10月1日以降の入校であれば、地域共通クーポンが総額の15%分付与されます。
つまり、合宿免許の代金が250,000円の場合、35%分にあたる87,500円が割引され、合宿費用の支払金額は162,500円となります。
また、10月1日以降の入校で受け取れる地域共通クーポンは総額の15%分となるため、38,000円分付与されることになります。
申し込みには条件がある
GoToトラベルキャンペーンが適用される合宿免許の申し込みには、いくつかの条件があります。
下記はほとんどの申し込みサイトで共通している条件になります。
- GoToトラベルキャンペーンの対象期間内に卒業する
- GoToトラベルキャンペーンによって交通費支給分を割引しているため、交通費の支給はない
- 厚生労働省新型コロナウィルス接触確認アプリCOCOAをインストールする
- GoToトラベルキャンペーンが適用される地域に居住している
- 一時帰宅や指定する宿泊施設以外での外泊をしない
申し込みの条件はもちろん、対象期間なども申し込みサイトや教習所によって異なるため、きちんと確認するようにしましょう。
まとめ
通学免許よりも安く免許を取得できる合宿免許ですが、GoToトラベルキャンペーンが適用されることで、免許取得費用をさらに安く抑えることができます。まだ全ての合宿免許にGoToトラベルキャンペーンが適用されるわけではありませんが、今後対象となる合宿免許は増えていくことが考えられます。
費用面で免許取得を悩んでいた方などは、この機会に免許を取ってみてはいかがでしょうか。