愛車を買い替える際には、新しい車の選択で悩むことが多いです。同じメーカーからだけではなく、違うメーカーからも選べるので、選択肢は豊富にあります。
違うメーカーの車に買い替える場合は、手順にいくつかのポイントがあります。同じメーカーでの買い替えとは異なる点もあるので、何が違うか把握してスムーズに手続きを進めましょう。
他のメーカーの車に乗り換えるときの注意点
違うメーカーの車に買い替えること自体は可能ですが、この時いくつか注意点があります。違うメーカーに移るからこその注意点なので、正しく把握しておかなければなりません。注意点は大きく5つに分けられるので、それぞれのポイントを理解して、ミスなく買い替えましょう。
違うメーカーにするときの下取り
買い替えなら、古い車の処分と、新しい車の購入が一気に行える、下取りが便利です。違うメーカーの買い替えでも、下取りをしてもらうこと自体は可能ですが、査定額は減額になりやすいので注意しましょう。そもそも下取りは買取よりも査定額が低くなりやすく、高額になるのはほぼ新車同然の場合のみです。
これはディーラーは新車販売をメインにしているからで、古い車を活用するノウハウを持たないからです。加えて、ディーラーは自社メーカーの車に対しては深い知識を持っていますが、他社メーカーの車にはそれほど詳しくありません。
そのため、引き取っても活用するのが難しく、持て余してしまうことも多いので、どうしても下取り額は安くなります。処分自体はしてもらえますが、金銭的なメリットを考えるなら、別の方法で手放したほうがよいでしょう。
他社メーカーに買い替えるときディーラーに連絡する方がよいのか
違うメーカーに買い替えるからといって、以前利用していたディーラーに連絡する必要はありません。どのメーカーの車を買うかは個人の自由であり、ディーラーが関与することではないと考えましょう。
ただし、懇意にしている人がいるなら連絡するのもありで、万が一次の買い替えで元のメーカーに戻る可能性を考えるなら、挨拶をしておくこともおすすめです。一度違うメーカーに買い替えると伝えれば、場合によってはお得な割引を提示してもらえることもあります。
ディーラーごと、担当者ごとに対応は違いますが、連絡してプラスになる場合もあるでしょう。しかし、連絡自体は必須ではないので、最終的には自己判断で構いません。
ローンが残っている場合は買い替えられるか
違うメーカーの買い替えとローン残債は直接の関係がないので、ローンが残っていても買い替えは可能です。しかし、ローンが残っていて所有権が自分以外にある場合は、同じメーカー、違うメーカーに関係なく、所有権者の許可を得てからでないと手続きができません。
ローン会社やディーラーに買い替えたい旨を相談し、許可をもらってから処分の手続きを行いましょう。また、ローン残債が少ないなら、一括返済して所有権者を自分にする手もあります。完済後は誰の許可も必要ないので、よりスムーズに買い替えが進められるでしょう。
他社ディーラーで契約している自動車保険
ディーラーで加入している保険がある場合、これは違うメーカーに買い替えても継続して利用できます。保険の対象は自社メーカーの車だけと限定されているわけではないので、車両入れ替えで継続しても構いません。
ただし、保険の加入と車を購入するディーラーが違うと、それぞれの手続きの場所がバラバラになるので面倒になりやすいです。各種手続を一括で済ませたいなら、違うメーカーへの買い替えに伴い、ディーラー保険も買い替え先で加入し直すことがおすすめです。
車の買い替えで大幅値引きをしてもらうには
違うメーカーへの買い替えで値引きを期待するなら、複数社に競合させましょう。他のメーカーでの購入も視野に入れていると伝え、ある程度の予算も提示しておくと、それに合わせて割引が受けられることもあるでしょう。
ただし、どの程度割引をしてくれるか、そもそも他社競合に乗ってくるかはディーラーごとに違います。場合によっては違うメーカーで悩んでいると伝えても、条件が全く変わらないこともあるので注意が必要です。
乗り換えるときの手続き
車を買い替える際には、いくつかの手続きを行わなければなりません。これは同じメーカー、違うメーカーに関係なく必要です。手続きには何が必要かを知り、全体の手順を把握して、スムーズに買い替えを進めましょう。
買い替える前にすること
古い車をいかにお得に手放させるかが重要なので、買い替え前には手放す車の価値を把握しておきましょう。価値を正しく把握していないと、下取りや買取に出した際に、適正価格が分かりません。場合によっては相場より安い金額で合意し、損をすることもあるので注意しましょう。
車の価値を知るには、買取査定に出すのがおすすめです。業者ごとに提示する金額は違うので、複数社から査定を受けておくと、より正確な相場価格を把握しやすいでしょう。愛車の価値を正しく理解し、売り損を出さないことが大切です。
税金や名義変更の必要事項の確認
車を手放す際には、税金の滞納がないか、名義が誰になっているかもチェックしなければなりません。自動車税を滞納していると、滞納期間によっては名義変更や廃車手続きができない場合があります。仮に手続きができても、未納分の支払い義務は残り続けるので、手放す前に清算しておきましょう。
また、名義も自分になっていない場合は、勝手に手続きをするのは違法です。名義者の確認を行い、必要なら委任状を用意するか名義変更を行って、処分できる状態にしておきましょう。
車の買い替えには車庫証明書が必要
買い替え時に必要な書類のひとつに、車庫証明書があります。これは警察署に必要書類を提出し、取得しておかなければなりません。
簡単に言えば駐車できるスペースを持っていないと、車が買えないということなので、必ず取得しておきましょう。
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所の所在図・配置図
- 保管場所使用権原疎明書面
これらの書類を用意し、警察署の窓口で提出すると車庫証明書は発行できます。
手続きを業者に依頼する
買い替え時には、名義変更や売却、廃車、必要書類の入手といった、各種手続きが必要です。これらは全て自身でも行えますが、面倒なら業者に依頼することもおすすめです。業者に依頼する場合は、自身でやることは非常に少なく、最低限の書類を集め、費用を用意するくらいです。
代行してもらう手続きが増えるほど、手数料は加算されますが、それでも全体で2~3万円程度で済むことが多いです。コストはかかるものの、面倒な手続きを簡略化できるので、手間をかけずに買い替えたい人は検討してみましょう。
買い替えなら専門業者で買取もできる
車の処分は必ずしも下取りを利用する必要はなく、買取に出すのも選択肢のひとつです。買取の場合は、下取りよりも条件がよい場合が多く、お得にもなりやすいでしょう。
違うメーカーに買い替える場合は、特に買取のほうが条件がよくなりやすいので、積極的な利用がおすすめです。
メーカーを問わない業者で売却
買取業者の場合、どのメーカーの車でも同じ条件で買い取ってくれます。下取りの場合は、メーカーを合わせないと査定額は減額されやすいですが、買取ならその心配はありません。
もちろん買取金額は市場での価値で変わるので、メーカーごとの人気の違いによる金額差はあります。しかし、違うのはそれだけで、後は車の状態を見て判断するので、フラットな評価を受けやすいことも魅力です。
カーネクストなら買取手続きが簡単
買取業者のカーネクストは、引き取りのサービスが充実していて、手間をかけずに手放すことができます。査定からレッカー引き取り、廃車手続きの無料まで全て無料で、処分時にコストはかかりません。加えて、買取の条件もよく、車の状態に関係せず、全て0円以上で買取保証をしているのも魅力でしょう。
どのメーカーの車でも、確実に資金化でき、仮にボロボロで故障していても、値が付かないことはありません。好条件での買取を希望し、かつコストをかけずに処分したい人におすすめの業者です。
参考:カーネクスト
車の買い替えは業者に任せよう
違うメーカーへの買い替えだと、同じメーカーの買い替えより手間が増えたり、条件が悪くなったりすることも多いです。
そのため、少しでも負担を減らすには、業者を上手に利用し、代行してもらえるところは任せることがおすすめです。業者のサービスを上手に使い、違うメーカーへの買い替えも、お得に行いましょう。