事故車を所持している人は、どのように処分すればよいのか、頭を悩ませるでしょう。しかも、壊れていない状態の車であれば、買い取りに出して高値査定も夢ではありませんが、事故車はどうしても査定額が低くなってしまいます。
高値で売れなければ、新車を購入する際の元手が増えません。
そこでこのページでは、事故車の上手な売却方法を解説します。それだけでなく、事故車の定義や事故車はどれぐらい査定額を下げてしまうのかについても、取り上げていきます。
事故車の売却を検討している人や、できるだけ高値で自動車を売りたい人は、ぜひ参考にしてください。
事故車の定義
事故車は文字通り、事故を起こして壊れてしまった自動車のことです。下記の通り、定義上では、事故を起こした車すべてに対して、事故車扱いするとは限りません。
- 骨格(フレーム)を損傷している
- 損傷部分の修復歴・交換歴あり
*骨格の損傷や修復歴・交換歴がない場合、事故車と呼ばないときがあります。また、以下の部分に不具合があった際、事故車と判断されます。
- フロントクロスメンバー
- ルームフロアパネル
- フロントインサイドパネル
- ダッシュパネル
- フレーム
- ピラー
- ルーフパネル
- ラジエターコアサポート
- トランクフロアパネル
以下の部分のように、ドアなど外側パーツの損傷は事故車扱いされず、普通の中古車として買い取ってくれる可能性もあります。
- フロントバンパー
- ボンネット
- ドア など
事故車(修復歴あり)は売却時に査定額が下がる
無事故かつ、修復歴を持っていない車であれば、売却時に査定額が下がるリスクを避けられます。なぜなら、消耗品さえ交換してしまえば、安心して乗車できるためです。
査定には、年式や走行距離なども影響されますが、無事故・修復歴なしの自動車は、驚くほど査定額が下がる傾向にありません。しかしながら、事故を起こして修復歴のある自動車は、不具合を起こす可能性を持っています。
さらに、パーツを交換した場合でも、元々持っていた性能は取り戻せないうえに、修理代も安くありません。だからこそ、事故車の査定額は上がるとはいえません。修復歴ありの事故車を所持している人は、高値査定を望めないと認識しておきましょう。
事故車の査定額はどのくらい下がるのか
事故車の査定額は、そうではない自動車よりも30万円ほど落ちます。しかし、外部パーツの少しぐらいの傷であれば、それほど影響はありません。事故車の査定額はどのくらい下がるのか、詳しく紹介します。
通常より30万円ほど下がることが一般的
骨格にダメージを負ってしまった事故車は、査定においてマイナスポイントが多いです。そのため、本来の査定額よりも、マイナス30万円程度になると認識しておきましょう。
また、「損傷が大きすぎる」「修理対応していない」といった自動車の場合、査定額を半額以下に下げられてしまうケースもあります。損傷レベルによって、査定額が異なることも覚えておきましょう。
多少の傷であればほとんど影響なし
査定額に大きく関係するのは、修復している自動車なのかどうかです。そのため、自動車の外側のちょっとした傷などは、あまり査定に関係ありません。
修復歴のない自動車であれば、高値査定を望めると認識しておいてください。人気のある車種や希少車種であれば、予想以上に高額になる可能性もあります。
事故車の査定額をできるだけ上げる方法
事故車でも、査定額をアップさせる方法がいくつかります。内装をクリーニングし、こまめにメンテナンスをしている場合は、査定額に影響を与えます。また、アピールポイントをしっかり伝えることも重要です。さらに、無理に修理する必要はありません。
こうした事故車の査定額を、できるだけ上げる方法を紹介します。
内装を綺麗にする
事故を起こして修復歴のある自動車でも、内装を掃除して綺麗にしておけば、査定額を上げられる可能性があります。また、車内の臭いにも気を配りましょう。ペットを乗せていた人や喫煙している人などは、しっかりと消臭して、査定依頼することをおすすめします。
自動車の印象をよくすることは、査定において非常に重要です。
こまめにメンテナンスを行う
定期的にメンテナンスしている自動車は、そうではない自動車よりも、エンジンなどの状態がよいです。もちろん、状態のよい自動車は、査定額に影響があります。したがって、修復歴の有無にかかわらず、こまめにメンテナンスを行うことを意識しておきましょう。
また、定期的にメンテナンスしておけば、すぐに買い替えるリスクも減らせます。
アピールポイントをしっかり伝える
自動車のアピールポイントを、しっかりと買取業者に伝えることも大切です。「自動車の中で喫煙したことがない」「高品質なオプションパーツあり」などアピールすることで、査定額を上げられる可能性があります。査定は、自動車の整備や点検とは異なり、細かくチェックするとは限りません。
アピールポイントをしっかり伝えることで、業者に気づかせるようにしましょう。
修理はしないほうが得
「事故車でも修理したほうがよい」と考える人は少なくありません。しかし、査定額が修理代以上になる可能性は低いです。そのため、修理しないまま買取依頼することをおすすめします。業者によっては、修理していない自動車であっても、買い取りしてくれます。
査定は一つの業者ではなく、複数業者に依頼しましょう。業者によって査定額は異なるので、その中から高額査定を選ぶことが可能です。さらに、早めに売りに出すこともポイントです。なぜなら、自動車は古くなればなるほど、価値を落としてしまうためです。
事故車の売却は廃車買取業者に依頼するのがおすすめ
どの業者に持っていっても、査定額のつかない事故車であれば、廃車買取業者に依頼しましょう。この業者は、どんな状態の自動車であっても、買い取ってくれる可能性があります。詳しく廃車買取業者について解説します。
廃車買取ならどんな車でも買取できる
廃車買取業者は、自動車のパーツの再利用・販売によって利益を出します。そのため、ディーラーや中古車の買取業者が査定額をつけない自動車であっても、買取可能です。
また、廃車に関する費用を支払わなくてもよい業者もあります。事故車だけではなく、動かない自動車や水没してしまった車も対象内です。
そのため、新車を購入するために少しでも元手を増やしたい人は、廃車買取業者を選びましょう。
廃車買取ならカーネクストがおすすめ
事故車や動かない自動車、走行距離が多すぎる車、古すぎる自動車など、どのような状態の車でも買取している業者は、カーネクストです。カーネクストは、グローバルに広がる販路を持ち、なんと0円以上の買取保証をしており、状態や車種次第では高額査定も夢ではありません。
また、ほかの業者やディーラーなどであれば、数万円かかってしまう廃車費用も、カーネクストでは無料です。引取り手数料、解体費用、廃車手続き代行費用などを取られず、レッカーは無料かつ全国に対応しています。だからこそ、動かせない事故車でも安心して買取を任せられます。
さらに、自動車税の還付手続き代行も無料です。還付金がもらえるため、新車のための元手を増やせるでしょう。無料査定は、車種、メーカー、氏名などを専用フォーマットに入力するだけで、簡単に申し込みが可能です。
年中無休のフリーコールでは、専門スタッフがわからないことを丁寧に教えてくれます。
愛車の買取額を査定してもらおう
骨格損傷・修復歴・交換歴ありの自動車は、「事故車」として判断されます。しかし、外側パーツの損傷は事故車にはならず、普通に買い取りしてくれる可能性があります。不具合を起こす可能性を持ち、修理費用も高くなってしまうため、査定額を上げられません。通常より30万円ほど下がることが基本ですが、多少の傷であればほとんど影響はないでしょう。
事故車の査定額をできるだけ上げる方法は、内装を綺麗にして、こまめにメンテナンスを行い、業者にアピールポイントをしっかり伝えることです。状態によっては、修理しないほうが得することも考えられます。上手に売却する方法を知り、愛車を高く売りませんか。