ボロボロの車でも買い取ってくれる廃車買取は、非常に便利ですが、反面注意点もあります。利用先の業者を上手に選ばなければ、スムーズに処分できなかったり、場合によっては損をしたりすることもあります。愛車を損なく上手に手放すためにも、ここで廃車買取を成功させる秘訣を知っておきましょう。
廃車の買取業者の注意点とは
廃車買取業者を利用する際には、いくつか注意点があります。まずはこれが守れていないと、損をする可能性も高いので注意しなければなりません。基本的なポイントを押さえて何に注意すべきかを知り、上手に廃車買取業者を利用しましょう。
しつこい営業に注意する
業者によっては、一度利用するとしつこく営業をかけてくる場合もあります。何度断っても営業が続き、手に負えないということもあるので注意しなければなりません。しつこい営業を受けないためには、きっぱり断ることが大切ですが、それだけではなく、最初から利用する業者を選定することも大切です。
一括査定サイトに注意
車の簡単な情報と連絡先を入力すると、複数社から一気に簡易的な査定が受けられるので、一括査定サイトは便利です。しかし、これを利用すると、査定を出した業者から、その後もしつこく営業のメールや電話がかかってくることもあるので、注意しなければなりません。一括査定サイトも複数あるので、しつこい営業がなさそうな、信頼できるサイトを選びましょう。
出張見積もりに注意
業者によっては、自宅まで車を見に来てくれる「出張見積もり」をしてくれる場合もあります。これは非常に便利ですが、悪質な業者だと売るというまで居座り続けることもあるので要注意です。
一人で応対すると、強引な営業に押し切られそうな場合、複数人自宅にいる際に見積もりをしてもらうとよいでしょう。もちろん、きっぱり断れるなら、一人のときに呼んでも構いません。
契約手続きに注意
買取の手続きは契約ごとであり、見積もりをもらって内容に納得できたら契約書にサインをして、売却となります。契約は法的な拘束力があるので、サインする際には特に注意が必要で、内容はしっかり確認しておかなければなりません。契約書関係の注意点も多いので、トラブルにならないようにポイントを押さえておきましょう。
買取金額の内訳の説明
査定を受けたあとは、いくらになるかを提示してもらい、売るかどうかを決めます。この際の買取金額は、内訳まできちんと説明してもらうことが大切です。次の4つは必ず確認が必要で、これらを把握する前に契約書にサインしないよう注意しましょう。
- 車両の本体価格
- 還付される税金額
- 廃車にかかる費用
- 査定額の有効期限
一度サインすると、破棄するには違約金が発生することもあります。したがって、最低限の内訳は確認し、本当に納得できるか考えておかなければなりません。
還付金に関する説明
内訳でも示したように、還付金の説明は特に重視して聞かなければなりません。廃車時の還付金は「自動車税」と「自動車重量税」に分けられ、それぞれ還付の要件が違います。
簡単にいえば、自動車税は廃車翌月から年度末までの期間を月割り計算、自動車重量税は廃車時の車検の残存期間に応じて還付、さらに解体処分した場合が対象です。軽自動車の場合、そもそも自動車税の還付がないので、自動車重量税が還付されるか聞いておきましょう。還付金について説明せずに、業者が持ち逃げすることもあるので注意が必要です。
本当に廃車にしてくれたか確認を忘れずに
業者に渡したからといって、必ずしも廃車が完了したとは限りません。引き渡しから廃車登録の完了までに、タイムラグができたり、場合によっては廃車せずにそのままにしたりすることもあるでしょう。業者に渡したあとも名義が残っていると、所有者は自分のままで、車に関する責任は残るので注意しなければなりません。
廃車したことを確認するためにも、手続き完了後は必ず通知するように伝えることが大切です。万が一、連絡がない場合は自分から問い合わせて、廃車したことを証明できるものを提示してもらいましょう。
廃車の買取業者に依頼する前に確認する事
廃車買取業者は、慎重に選んで利用しなければなりません。利用方法にも注意が必要ですが、それだけでなく事前確認もしっかり行うことが大切です。廃車買取依頼前の確認事項を正しく把握しておけば、悪質な業者に引っかかるリスクも減らせるでしょう。
登録を受けた業者なのか
解体まで請け負う業者を利用する場合、都道府県知事からの認可を受けているのか確認しておきましょう。車の解体は、登録された認可業者しかできず、無認可での解体は法律違反です。認可を受けている業者なら、少なくとも信頼度は高く、廃車や解体も自社で行ってくれるので安心です。
無認可の業者の場合、解体を他社に依頼して余計なコストがかかったり、場合によっては自社で違法に処分したりしている場合もあります。そのような余計なトラブルを避けるためにも、認可業者を選ぶことが大切です。
車の所有者を確認
スムーズに廃車買取を行うためには、業者だけでなく自身の車の状態にも目を向けなければなりません。特にローンを組んで購入している人は注意が必要で、車の所有者が誰になっているか確認しておきましょう。ローンを組んでいると、所有者が自分以外のディーラーやローン会社になっていることが多いです。
この場合、所有者の許可なく処分することはできません。処分するためには所有者から許可を得るか、ローンを完済するまたは、ローンの組み替えをしなければならないので注意しましょう。さらに、譲渡された場合で所有者が自分ではないなら、所有者の許可をもらうか、名義変更をしてから処分になります。
廃車は信頼できる業者選びが重要
廃車買取を安全かつスムーズに行うためには、業者選びが非常に重要です。信頼できる業者を上手に選ばなければ、買取は難航して失敗するケースも少なくありません。上手な業者の選び方を知り、優秀なパートナーを得て、廃車予定の車をスムーズに売却しましょう。
信頼できる業者選びのポイント
業者を選ぶ際には、以下3つのポイントを重視しましょう。
- 認可業者である
- 手続きについて細かい説明がある
- 販路が広い
正しく認可を受けている業者なら、信頼度は高く、まず失敗する可能性は低いでしょう。手続きに関する説明が充実している場合も同様で、細かいところを納得するまで教えてくれるなら、隠し事がなくて信頼できます。
また販路の広さは、買取金額を左右するポイントで、販路が広いほど対応できる車の種類が多く、買取金額も高くなりやすいと考えましょう。これら3つを満たす業者を選ぶことが、廃車予定の車を上手に処分する秘訣です。
廃車を依頼するならカーネクストがおすすめ
カーネクストは海外にも広く販路を持ち、買取対象の幅が広いです。古い車や過走行車、故障車でも全て0円以上で買取保証をしていて、値段がつかないということはないでしょう。
また、車両引き取りや廃車手続きの代行は無料で、還付金についての説明も細かくしてくれます。サービスが充実していて信頼度も高いので、安心して廃車の処分を任せられるでしょう。
参考:カーネクスト
廃車の買取は慎重に行おう
廃車予定の車も売却は可能ですが、利用する業者は慎重に選ばなければなりません。業者選びで失敗すると、車の状態に関係なく、不利な買取結果しか得られない可能性が高いです。廃車買取で失敗しないためにも、注意点を正しく理解し、上手に売却先を選んで賢く愛車を手放しましょう。