車検は一定期間ごとに更新が必要ですが、更新時期ごとに継続して使用するか、それとも買い替えるか迷うことは多いでしょう。
どうすべきか迷った挙句、車検切れになってしまうことも少なくありません。車検切れになった場合、車は買い替えるべきかどうか、実際に買い替える場合のポイントや注意点も知りながら考えていきましょう。
車検の切れた車を買い替えるには
そもそも車検が切れた車を買い替えるのは可能なのかと、疑問を持つ人もいるでしょう。車検が切れると車を自由に動かすことはできませんし、行動に制限が出てしまいます。
しかし、車検切れはそれ自体は何の問題もなく、方法次第では買い替えも十分に可能です。車検切れで車を買い替える場合は、大きく3つの方法が挙げられます。
買取店やディーラーから代車を借りる
買い替えを選択するということは、車に乗る必要があるということでしょう。車の必要性が高いなら、車検を更新するのではなく、買取店やディーラーに代車を借り、納車まで待つというのもひとつの方法です。業者ごとに代車のサービスは違いますが、購入が決定しているなら、貸出してくれる場合も多いでしょう。
ただし、代車サービスは有料な場合も多いため、利用時には条件や金額は必ずチェックしておかなければなりません。
新車を自宅に届けてもらう
納車まで十分待てるのであれば、代車を借りずとも新車が届くまで待つのもおすすめです。納車場所は指定が可能で、自宅でも届けてもらえます。自宅に届けてもらった際に、車検切れの車を引き取ってもらうことも可能なので、古い車と新しい車を交換という方法をとっても良いでしょう。
ただし、この場合も費用が発生するケースは多いので、事前にいくらかかるかは確認しておく必要があります。自宅までの納車にかかる人件費と、車検切れの車を引き取るレッカー代のそれぞれがかかることもあるので、場合によっては数万円の出費になります。
新車ではなく中古車を購入する
代車のサービスが利用できず、納車までの期間待てないのなら、新車ではなく中古車を買うのもひとつの方法です。新車の場合、購入契約を結んでから実際に納車されるまで、数カ月かかることも少なくありません。しかし、中古車の場合は、現物販売が基本なので、早いと10日以内での納車も可能です。
納車日の早さだけで決めるのは危険ではありますが、もともと中古車を買う予定だったなら、この方法を選んでも良いでしょう。
車を買い替えるのに適切なタイミング
車検が切れても買い替えは可能ですが、できるだけスムーズに買い替えるには、車検切れにならないよう、タイミングを見計らうことが大切です。
買い替えに適したタイミングは人によって違うので、自分にとってはいつがベストと言えるか、おすすめのタイミング3つを参考に考えてみましょう。
車検が切れる2~3カ月前
車検切れ前に買い替えるなら、遅くとも2~3カ月前には動き出すのが良いでしょう。中古車の場合は早期納車も可能ですが、新車への買い替えだと購入を決めてからも時間がかかります。
納車を待っている間に車検が切れ、車に乗れない期間ができてしまう可能性もあるので、納車日までに車検の有効期間が満了しないよう予定を合わせることが大切です。
ものによっては、契約から納車まで3カ月以上かかることもあるので、実際に買うものを見たり、決めたりする作業は、さらに前から進めるのがおすすめでしょう。
車検を通した後すぐ
手持ちの車を下取りや買取に出して処分するなら、車検を更新してすぐに売却するのもひとつの方法です。車検の有効期間は持ち主が変わっても変動せずに残るので、中古車として売り出しても車検期間がたっぷり残った状態になります。
残った有効期間が長いほど、査定時にもプラスに働きやすく、より高値で売却できる可能性があるでしょう。ただし、車検時の費用があまりにも高すぎると、査定額のプラス分を超えて費用損失が出る可能性もあるので注意しなければなりません。
車検後すぐ買い替えるのは、あくまで車検の費用がかからない年式の新しいうちに限られ、ある程度古くなったものは更新前に売るのが鉄則と考えましょう。
5年目の車検を受ける時
車検更新前に手放すなら、リセールバリューの高い5年目がおすすめです。一般的な乗用車だと、車検は新車時の初回登録で3年、以降2年となるため、2回目の更新前が、買い替えを検討すべきタイミングと言えます。5年目までならリセールバリューはそれほど下がらず、高値で売りやすいので、費用回収もしやすいです。
もちろん、購入から売却までのスパンが短いので、金銭的な負担が大きくなる場合もあります。購入時のコストと売却で得られる利益を計算し、コストが大きくなりすぎていないか、確認して売却を検討することが大切でしょう。
車検切れの車を買い替える場合の注意点
車検切れの車を買い替える場合には、いくつか注意点も存在します。これが守れていないとスムーズに買い替えができてなかったり、場合によっては法律違反となって処罰の対象になったりもします。安心して、スムーズに買い替えるためにも、注意点は正しく把握っしておきましょう。
車検が切れた状態で公道を運転しない
車検は有効期限が切れただけなら何の問題もありませんが、その状態で公道を走ると処罰の対象となります。違反点数や罰金はもちろん、場合によっては懲役が付く可能性もあるので注意しなければなりません。
また、車検が切れていると、同時に自賠責保険の有効期限も超過していることが多く、両方期限切れだとさらに罰則は重くなるので注意しましょう。
下取りの場合は自己負担で車検を受ける必要がある
買い替えなら下取りを選ぶ人もいるでしょうが、もし下取りまでに車検が切れてしまうと、自己負担で車検を更新しなければならない場合があります。代車のサービスが利用できない場合は、手持ちの車を使用し続けることになり、このために車検を更新しても、ディーラーが費用を負担してくれることはありません。
下取りだと納車までに期間が空きやすく、短期間だけのために車検更新の必要性が生まれやすくもあるので注意しましょう。
車検の切れた車をお得に買い替えるには
買い替えをお得に行うには工夫が必要で、特に車検切れの場合は念入りに方法を考えなければなりません。お得な買い替えに必須なのが、買取業者の存在で、手持ちの車をいかに好条件で手放せるかが大切と考えましょう。方法を正しく選ぶことで、車検切れの車でもスムーズに手放し、お得な買い替えができます。
車検切れの車を買い取れる業者に依頼する
下取りだと車検切れの車の引き取りに難を示されることもあり、別途レッカーを呼んでコストがかかる場合も少なくありません。
余計なコストをかけず、スムーズに手放したいなら、引き取りのサービスが充実した買取業者を選びましょう。業者の中には車検切れの車の引き取りにも対応していて、料金なしで引き取ってくれることもあります。
カーネクストに買取を依頼する
カーネクストはレッカーでの引き取りから、廃車手続きの代行まで無料、車検切れの車でもスムーズに引き取ってくれます。
また、車の状態に関係なく0円以上で買取保証をしているので、車検切れで未整備の車でも、価値を見出し買い取ってくれるでしょう。どのような車でも確実に資金化できるので、状態の悪い車の買取も安心して任せられます。
参考:カーネクスト
車検が切れた車でもあきらめずに査定を依頼しよう
車検切れになると車は動かしづらくなりますが、買い替えができないわけではありません。方法次第ではコストをかけずに引き取ってもらうこともできますし、車検切れでも高額査定になるケースは多いです。
車検が切れても、それだけで大きくマイナスになるわけではないので、まずは査定に出し、少しでもお得に売ることを考えましょう。