事故車の定義とは|修復歴車との違いや手放す際のポイント

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愛車の処分を決める際には、状態を見極めることが大切です。同じ車でも、どのような状態にあるかによって適切な処分方法は違い、手放す際に得られる利益やかかるコストも異なるでしょう。

特に通常の中古車なのか、それとも事故車に該当するのかで、車の扱いは大きく違ってきます。事故車とはどのような車が該当するのか、基本的な定義を知ることが大切です。

事故車の定義は少し複雑

CHIANG MAI, THAILAND – SEPTEMBER 4 2017: Private Slide On Tow truck for emergency car move and Ceash Car. Photo at road no 121 about 8 km from downtown Chiangmai thailand. (CHIANG MAI, THAILAND – SEPTEMBER 4 2017: Private Slide On Tow truck for em

実は、事故車の定義は少し複雑で、間違って認識している人も多いので注意しなければなりません。事故車という言葉だけで考えると、「事故に遭った、あるいは事故で損傷した車」とイメージする人は多いでしょう。しかし実際の定義では、単に事故に遭ったり、事故で損傷したりしたからといって、事故車に該当しないケースもあります。

中古車市場の事故車の定義は修復歴の有無

そもそも事故車の定義を考えるうえで、大前提として大切なことは、事故車の区分とは、あくまで中古車市場内の定義であるということです。辞書的な意味合いとは違っているため、中古車市場における事故車が、どのように定義づけられているかを把握する必要があります。

中古車市場では、事故車とは修復歴車のことを指します。修復歴とは、車の骨格部分を損傷した、あるいはそれらを修理した場合につく履歴で、これがある車を総じて事故車と定義しています。

車の骨格部分が損傷しているなら、故障の原因には関係なく、事故車になると考えましょう。そのため、災害によって損傷した場合でも、修復歴が付いたなら等しく事故車として扱われます。

修復歴のない事故車は中古車とされる

事故車とは修復歴車のことを指すので、反対に考えれば、修復歴が付いていなければ事故車ではないということになります。仮に事故に遭った場合でも、車の骨格部分さえ傷ついていないなら、通常の中古車として売りに出せます。

事故車と中古車では区分が大きく違っており、中古車市場における価値も段違いなので、この差は知っておかなければなりません。また、事故車でも通常の中古車として売りに出されるということは、反対に中古車を購入する場合も、事故歴のある車を選んでしまう可能性があるということです。

事故歴と修復歴は違うものなので、中古車を購入する際には、事故歴の有無も確認しておいたほうがよいでしょう。

事故車の定義に当てはまると査定額が減額

事故車とは、修復歴のある車を指しますが、この定義に当てはまると、実際どのようなことに影響するのか、疑問に思う人は多いでしょう。事故車と通常の車では、損傷の程度が違います。そのため、当然性能の劣化具合は大きく変わりますが、それだけでなく売却時の査定額にも影響します。

事故車と定義された車は、それだけで査定額が下がり、大幅に減額されることも少なくありません。事故による損傷が、査定額にどのような影響を及ぼすのか、手放すときのことも考えて、知っておくことが大切です。

修復歴ありは30万円以上の減額

実際にどれくらいの減額になるかは、車種や損傷の程度によって異なりますが、修復歴が付いている場合は、最低30万円以上は下がると考えましょう。損傷の程度がひどい場合は、さらに減額の対象となり、相場の半額以下、あるいは価値なしとみなされることも少なくありません。

これは、修復歴が付いた車は、修理しても著しく性能が落ち、不具合を抱えているためです。車の骨格部分は、一度損傷すると完璧には直せず、必ず不具合や劣化は残ります。したがって見た目はきれいでも、いわば爆弾を抱えた状態であり、いつ故障するかも分かりません。

使用するには、かなりリスクの高い状態といえるので、当然買い手は敬遠して、在庫が残り続けることも多いです。中古車の価値は車の状態だけではなく、市場の需要にも影響されます。そのため、需要が激減する修復歴の付いた事故車は、査定額も大幅に減額されるでしょう。

修復歴なしでも故障の程度によって減額される

修復歴がない事故車なら、通常の中古車の区分で売却できるので、査定額が大幅に減額されることは少ないです。しかし、修復歴がなくても故障や損傷があれば、減額対象になることは確かです。

骨格部分以外が広範囲にひどく傷ついていると、修復歴が付いていなくても、かなり査定額を下げられる可能性があることは、理解しておきましょう。修復歴の有無が査定額を決める大きなポイントにはなりますが、それとは別に損傷の程度もチェックされ、査定額には反映されます。

事故車を上手に手放すには

中古車市場の定義に該当する「事故車」になってしまった場合、修理しても完璧には直せません。また、骨格部分は修理も大変で、費用が高くなることも多いので、修復歴が付いた段階で処分を考えることがほとんどでしょう。事故車を手放す際には、よりお得に処分できる方法を選ぶことが大切です。

買取に出すのがおすすめ

費用をかけずに事故車を手放したいなら、買取に出すことをおすすめします。通常、処分する際には、車両の引き取りや解体に費用がかかりますが、買取ならこれらのコストは不要です。さらに、査定額次第では利益を得られ、少しでも資金化できるというメリットも。

費用をかけて処分するのと、少なくても資金化する場合を比較すると、金銭的な差は大きいです。事故車でも買い取ってくれる業者はあるので、まずは査定に出すのがおすすめです。

故障は直さず売却

事故車を売却する際には、故障は直さずそのままにしておきましょう。故障した箇所があると、その分減額はされますが、直してもそれほど評価は上がりません。

むしろ、修理に費用が掛かる分、結果的に損をすることが多いので、余計な費用はかけずに売ることが大切です。

廃車買取を利用しよう

事故車を好条件で買い取ってもらうなら、廃車買取業者がおすすめです。廃車買取業者なら、通常の中古車買取業者では値が付けられない車でも、価値を見出して買い取ってくれます。また、車の処分に関するサービスも充実しており、よりスムーズに手放せるでしょう。

カーネクストは事故車でも買取できる

カーネクストは、どのような状態の車でも買取を行っており、事故車や不動車も買取対象です。状態が悪くても0円以上の買取保証をしてくれるので、少なからず資金化できるでしょう。さらに、車両の引き取りや廃車手続きの代行も無料なので、コストもかかりません。

参考:カーネクスト

事故車と修復歴車は厳密には違う

事故車は、通常は事故によって損傷した車を指しますが、中古車市場における定義では、修復歴のある車を指します。定義がややこしく、事故車と修復歴車は厳密には違うので、注意しなければなりません。

中古車市場でいわれる事故車とは、修復歴車のことです。定義の違いを理解し、愛車の状態を正しく見極めてお得に処分しましょう。

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