日本は、世界でも有数の台風大国です。日本独特の気候風土によるものなので避けようがないのですが、毎年やってくる台風やゲリラ豪雨などにより、日本各地における水害の被害が後を絶ちません。住宅や道路、車への影響が大きく、頭を悩ませている人も多いでしょう。

今回は、水害時における車の浸水について解説していきます。車の浸水の影響は水深の程度により異なりますので、車が水没してしまい対処法に困っている人は、まず現状を把握してください。そのうえで、正しい判断を下しましょう。

車が浸水した場合の影響が出るボーダーラインは

車が浸水してしまったら、まずはどこまで水に浸かっているかを目視してください。フロアまで浸水していたら、要注意です。

車の床面が浸からない程度なら耐えられる

乗用車の場合には、ドアの下端辺り、床面が浸からない程度であれば、冠水や浸水に耐えられるように設計してあるので走行に影響はありません。ちなみに、オフロードタイプの4輪駆動車の一部には、専門の装備により水深1m弱という悪条件でも走行できるモデルも存在します。

修理できるボーダーライン

修理ができるボーダーラインは、浸水が排気口やマフラーまでの場合です。フロアまで浸水してしまった際には、廃車を考えた方がよいかもしれません。

タイヤ半分の上下で修理費用に差がでる

浸水がタイヤの下半分までならば、ブレーキローターの交換程度で済みます。交換費用はタイヤ1輪あたり約4,000円、4輪で1,5000~20,000円と比較的安価です。タイヤの上半分まで浸水すると、ドライブシャフトの交換が必要になる場合があります。ドライブシャフトは車1台につき2本あり、両方の交換であれば10~20万円と高額になります。

排気口やマフラーまで浸水した場合には

マフラーが水を吸い上げ、エンジン内部に水が浸入した場合は、エンジンが破損してしまいます。この際は修理や交換に高額な費用がかかることになります。マフラーまで水没してしまった時には、安全のためにエンジンを動かさないようにしてください。出張修理のサービスを利用し、見積もりを出してもらうことをおすすめします。

フロアまで浸水した場合には

フロアまで浸水している場合は、エンジンルームまで浸水している可能性が高くなります。およそ100万円かけてエンジンの交換修理をおこないクリーニングをしたとしても、浸水した汚水には細菌やゴミが混ざっているので臭いが残ってしまいます。この場合は、廃車にした方が合理的であるといえるでしょう。

車が浸水しないための注意点

集中豪雨などによって発生する冠水路の走行には、注意が必要です。水たまりは、高低差のある道路に発生するため、立体交差道路のアンダーパスや、電車ガード下の道路などのスリバチ上の道路の水たまりには入らないようにしましょう。必ず引き返してください。

水たまりは、目視するだけでは水深を測ることができません。入ってしまってから想像以上に深いことが多々あるため、行けるであろうという過信は禁物です。

もしも浸水してしまった時には

もしも車が冠水して車内まで浸水した際には、ただちに車を止めて、エンジンを停止してください。それから、どのように避難するかを考えましょう。

車内にまで浸水した場合にはエンジンを止める

車内にまで浸水した場合は、エンジンの吸気口が水を吸ったり、排気管が水圧により塞がれたりしてしまうので、すぐに車を止めてエンジンを停止しましょう。そのあと車から出る時には、水深を足で探りながら慎重に着地してください。そして進行方向とは逆に戻りながら、ゆっくりと歩いていく必要があります。

水が引いたら、破損や感電の危険があるため、エンジンを掛けることは絶対にしないようにしましょう。速やかにレッカー車を手配してディーラーなどに持っていき、点検をしてもらってください。車が動く状態でも、思いのほか傷んでいるかもしれません。どのような状態であっても、一度点検することをおすすめします。そのうえで、修理が必要かどうかを判断してもらいましょう。

修理する必要がある場合

とにかく、早めにディーラーに連絡をとりましょう。自分で運転して車を動かすことは危険です。修理スタッフのアドバイスを聞きながら判断しましょう。軽度なものであれな修理で運転再開できるもののありますが、精密なエンジンルームにも水が入っていることが予想されます。プロの目線で修理か廃車かチェックしてもらいましょう。

修理する場合は早めに依頼する

修理をする場合には、迅速に依頼することをおすすめします。軽度の修理であれば簡単にすむ場合もあるので、早めの判断により修理にかかる費用を抑えることが可能です。逆に、修理しないままの状態が続くと、臭いの原因になるカビが発生したり、サビによる部品の劣化がどんどん進んでしまうこともあります。

万が一、車の電気系統が水に濡れてしまっている場合は、誤作動を起こしたりショートを起こすなどして、火災が発生する可能性があり危険です。さらに、浸入してきた水が海水の際には、火事を起こす確率が上がります。塩分を含む水は、通常の水よりも電気を通しやすいからです。

ゆえに、車の浸水がどこまでなのかということにこだわり過ぎて、修理の決意が遅れてしまうことは避けましょう。また車の浸水の際には、自己判断に頼らずディーラーなどに依頼し、点検を受けて車の状態を確認する必要があることを忘れないようにしてください。

修理せずにお得に廃車にする場合には

修理費用が高くつく場合や、浸水車に不安を感じる場合には、廃車買取業者にお得に買い取ってもらうことも1つの方法です。廃車買取業者は、中古車として価値がない車でも買い取ってくれます。なぜなら、そのような業者は廃車する予定の車を買い取り、パーツを再利用することにより利益を得ているからです。

1台の車には、たくさんのさまざまなパーツが使用されています。車としての価値が乏しく需要がない場合でも、パーツ単位でみると十分に需要があることも多いです。高く売れるパーツとしては、取り外しが比較的簡単にできるカーオーディオやETC車載器、カーナビなどがあげられます。

ゆえに廃車買取業者は、水没車や事故車でも問題なく買い取ってくれるのです。水没や事故により破損した箇所があったとしても、それ以外のパーツを取り外し再利用できます。電子部品を除き、水に濡れても再利用ができるパーツは多いです。またパーツとしてではなく、鉄やアルミなどの金属としての再利用も可能です。

廃車買取に特化した業者を選ぶ

業者を選ぶ際には、廃車買取に特化している業者のサービス内容を確認し、自分にとって適切であるかを判断してください。損をしないように、慎重に選択しましょう。

廃車買取ならカーネクスト

愛車を少しでも高く買い取ってもらいたい人におすすめなのが、無料査定のカーネクストです。カーネクストなら、車の情報と自分の住所を入力するだけで、簡単に査定額をチェックできます。故障・水没・不動・廃車同然の車など、どのような状態の車でも0円以上の買取を保証しています。

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参考:カーネクスト

車が浸水してしまったら早めに対処しよう

タイヤが浸かっただけ、排気口やマフラーが水没した場合、フロアまで水没した場合など、車が浸水したといっても修理や復活のボーダーラインは状況により異なります。自分の車が浸水してしまったら、水が引いてから早めにディーラーや修理業者に連絡し、対処するようにしましょう。

とにかく、水没車はエンジンをかけてはいけないことを肝に銘じてください。そしてたとえ、浸水により廃車にするしかない状況になったとしても、廃車を買い取ってくれる業者があるため、前向きに車の買い替えを検討しましょう。