車の警告灯一覧 │これを見れば警告灯の意味がすぐ分かる!

未分類

車の不具合を知らせてくれる警告灯ですが、全ての警告灯の意味を正確に覚えるのはなかなか難しいですよね。
しかし、それぞれの警告灯がどのような不具合を意味しているのかが分からなければ、いざという時に焦ってしまいます。

ここでは警告灯の意味を危険度別にご紹介します。
警告灯の中でも危険度が高いものとそうでないものがあるので、警告灯の意味を正しく覚えて適切に対応するようにしましょう。

赤色の警告灯一覧

赤色の警告灯が点灯した場合は、車に重大な不具合が発生している可能性が高く、そのまま走行を続けると、事故を引き起こしてしまう恐れがあります。
赤色の警告灯が点灯・点滅していることに気付いたら、すぐに安全な場所に停車し、ロードサービスやディラー、加入している任意保険などに連絡するようにしましょう。

では、赤色の警告灯の種類について見ていきましょう。

シートベルト非装着警告灯

シートベルト非装着警告灯は、エンジンスイッチがONになった時にシートベルトを装着していないと点灯します。
最近の車は警告灯だけでなく、警告音も同時に鳴るものもあります。
シートベルトの装着は、法律で義務付けられています。
後部座席はシートベルトを装着していなくても警告灯が点灯しないこともありますが、全員シートベルトを正しく装着するようにしましょう。

シートベルトを装着しているにも関わらず、警告灯が消えない場合は、「カチッ」と音がするまで金具を奥まで差し込めているか確認しましょう。
それでも警告灯が消えない場合は、金具かセンサーの異常が考えられます。
その場合は、整備工場などに点検してもらうようにしましょう。

半ドア警告灯

半ドア警告灯は、トランクを含むいずれかのドアがきちんとしまっていない時に点灯します。
半ドア状態のまま走行すると、少しの衝撃でもドアが開いてしまう可能性があります。
ドアが閉まり切っていない状態での走行は大変危険ですので、すぐに安全な場所に停車させ、全てのドアがきちんと閉まっているかを確認してください。

ブレーキ警告灯

ブレーキ警告灯は通常、エンジンスイッチがONになっている時にパーキングブレーキが引かれていると点灯し、パーキングブレーキを解除したら消灯するようになっています。
しかし、パーキングブレーキを解除したにも関わらず点灯している場合は、下記のような異常が起きている可能性があります。

  • ブレーキ油圧の異常
  • ABSの異常
  • ブレーキブースターの異常

ブレーキは車の安全性に関わる重要な部品です。
ブレーキが正常に作動しなければ、命に関わる事故につながる恐れもあります。
走行中に警告灯が点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車し、ロードサービスなどを呼ぶようにしましょう。

SRSエアバッグ / プリテンショナー警告灯

SRSエアバッグ / プリテンショナー警告灯は通常、エンジンスイッチがONになると点灯し、数秒後に消灯するようになっています。
しかし、SRSエアバッグ、またはプリテンショナー付きシートベルトに異常がある場合は消灯せず、点灯したままになります。

異常があってもすぐに走行不能になるようなことはありませんが、万が一事故などが起きてしまった場合、エアバッグが作動せず、命に関わる危険があります。
どちらも安全を守るための大切な機能なので、この警告灯が点灯した場合は、整備工場などでなるべく早く点検を受けるようにしましょう。

油圧警告灯

油圧警告灯は、エンジンが回転する際、エンジンオイルの圧力に異常があると点灯します。
主にエンジンオイルの油圧が下がることが原因で、放置したまま走行を続けると、エンジンが焼き付くなどの重大な故障を引き起こす可能性があります。
油圧警告灯が点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車し、ロードサービスなどを呼ぶようにしましょう。

充電警告灯

充電警告灯はバッテリーそのものの異常だけではなく、オルタネーターやベルトなどの電気系統に異常があるときに点灯します。
充電警告灯が点灯した場合、充電が正常に行われていない恐れがあり、そのまま走行を続けるとバッテリーが上がってしまう可能性が高いです。
バッテリーが上がると車が動かなくなってしまい大変危険なので、点灯した場合はすぐに安全な場所に停車し、ロードサービスなどを呼ぶようにしましょう。

セキュリティ表示灯

セキュリティ表示灯が点灯した場合の原因と対処方法 | JAF

セキュリティ表示灯は、盗難防止装置のイモビライザーシステムが作動しているときに点灯します。
エンジンスイッチをOFFにすると、イモビライザーシステムが作動していることを知らせるために点灯しますが、これは異常ではありません。
イモビライザーシステムが正常であれば、エンジンスイッチをONにすると、システムが解除されて消灯します。

水温警告灯

水温警告灯は、エンジン冷却水の温度が異常に上昇したときに点灯します。
点灯した場合はオーバーヒートする恐れがあるため、すぐに安全な場所に停車させ、ロードサービスなどを呼ぶようにしましょう。

排気温警告灯

警告灯について その1 |高崎市 三山整備 高崎市 三山整備

排気温警告灯は、エンジンの不具合で排気の温度が高くなっているときに点灯します。
最近の車は制御装置が一般化したことで排気温警告灯の装備義務がなくなったため、装備されていない車もあります。
排気温警告灯が点灯した場合、エキゾーストの触媒装置がオーバーヒート状態になり、エンジンが停止してしまう恐れがあります。
点灯した場合はすぐに安全な場所に停車し、車体の下に可燃性のものがないかを確認した上で、ロードサービスなどに連絡するようにしましょう。

電制シフト警告灯

許可する 水 敵対的 車 ランプ ビックリ マーク - gojyo.jp

電制シフト警告灯は通常時、エンジンスイッチをONにすると数秒間点灯し、消灯します。
しかし、電制シフトに異常がある場合、消灯せずに点灯し続けます。
電制シフト警告灯が点灯し続けている場合は、すぐに点検を受けるようにしましょう。

ハイブリッドシステム異常警告灯

ハイブリッドシステム(EV)警告灯(赤色)が点灯した場合の原因と対処方法 | JAF

ハイブリッドシステム異常警告灯はハイブリッド車にのみ装備されている警告灯で、EVの高電圧システムや冷却システム、電動シフトなどのハイブリッドシステムに何らかの異常があるときに点灯し、同時に警告音が鳴ります。
ハイブリッド車は精密機器のような作りになっているため、どこか一部に異常が発生すると走行不能だと判断されます。
ハイブリッドシステム異常警告灯が点灯すると車が正常に操作できなくなり、重大な事故につながる可能性もあるため、すぐに安全な場所に停車させるようにしましょう。

マスターウォーニングランプ

マスターウォーニングランプ

マスターウォーニングランプは、車のシステムに何らかの異常が発生した時に点灯します。
他の警告灯や表示灯が点灯したり、マルチインフォメーションディスプレイ内に警告メッセージが表示されると点灯し、緊急性が高い警告内容の場合は警告音が鳴ります。
警告音が鳴った場合は特に危険性が高いため、すぐに安全な場所に停車させるようにしましょう。

黄色の警告灯一覧

黄色の警告灯は赤色の警告灯に比べると、そこまで緊急性が高いものではありません。
しかし、車に何らかの不具合が起きている可能性が高いので、警告灯の種類を確認し、すぐに点検を行うなど、適切な対応を取るようにしましょう。

では、黄色の警告灯の種類について見ていきましょう。

ABS&ブレーキアシスト警告灯

ABS&ブレーキアシスト警告灯は、ABSまたは、ブレーキアシストシステムに何らかの異常が発生した時に点灯します。
ABSおよびブレーキアシストが装備されている車には全車、この警告灯が装備されています。
正常時、エンジンスイッチをONにすると点灯し、数秒後に消灯するようになっています。
雪道などの滑りやすい路面上でのブレーキで点灯するのは問題ありませんが、通常の路面でブレーキを踏んでいないのに点灯している場合は、システムに異常が起きていると考えていいでしょう。

この警告灯が点灯しても、ABSシステムへの異常が疑われるだけで、通常のブレーキ性能には問題ありません。
そのため、慌てて停車する必要はありませんが、高速道路の走行や急ブレーキはなるべく避け、できるだけ早めに点検を受けるようにしましょう。

エンジン警告灯

エンジン警告灯は、エンジンまたはトランスミッションに異常が生じた時に点灯します。
正常時は、エンジンスイッチをONにすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
エンジン回りの異常は車の重大な故障につながる恐れもあるため、エンジンをかけ直しても消灯しなかった場合は、なるべく早めに点検を受けるようにしましょう。

エンジン警告灯が黄色、もしくはオレンジ色に点灯している場合は、しばらく走行を続けることは可能です。
しかし、エンジン警告灯が赤色に点灯した場合は、走行を続けること自体が危険なため、すぐに安全な場所に停車させるようにしましょう。

燃料残量警告灯

燃料残量警告灯は、エンジンスイッチがONの時に、燃料の残りが少なくなると点灯します。
点灯した時の燃料の残量は車種によって異なりますが、点灯した際は速やかに燃料を補給するようにしましょう。
特に、高速道路を走行する場合はガス欠になってしまうことがないよう、燃料の残量を気にしておく必要があります。
この燃料残量警告灯がどれくらいの残量で点灯するのかは、車の取扱説明書で確認することができます。

また、給油したばかりなのにも関わらず点灯した場合は、ガソリンが漏れている可能性があります。
その場合は火気のない場所でエンジンを切り、燃料タンク付近を確認するようにしましょう。

スリップ表示灯

スリップ表示灯

スリップ表示灯はタイヤがスリップし、TRC・VSC・ABS・ヒルスタートアシストコントロールなどのブレーキ制御装置が作動しているときに点灯します。
通常時、エンジンスイッチをONにすると点灯し、その後消灯します。

また、雪道などの悪路を走行しているときに点灯するのは問題ありません。
しかし、通常の道路を走行しているにも関わらず表示灯が点灯する場合は、システムに何らかの異常が発生している可能性があります。

PCS警告灯

PCS 警告灯 黄色

PCS警告灯は、プリクラッシュセーフティシステムに異常が起きたり、一時的にシステムが作動しなくなった時に点灯します。
また、プリクラッシュセーフティシステムがOFFになっていたり、ビークルスタビリティコントロールシステムが停止している時にも点灯します。

しかし、炎天下や極寒の環境下にあるときや、センサーが汚れている際にもシステムが一時的に作動せず、点灯することがあります。
そういった場合は問題ありませんが、しばらく経っても点灯し続ける場合は、点検を受けるようにしましょう。

タイヤ空気圧警告灯

タイヤ空気圧警告灯

タイヤ空気圧警告灯は、タイヤの空気圧が低下した時に点灯します。
この警告灯が点灯した場合は、タイヤがパンクしている可能性もあるため、すぐに処置するようにしましょう。

また、警告灯が1分間点滅した後に点灯した場合、タイヤ空気圧警報システムに異常が起きている可能性があります。
タイヤローテーションやタイヤの交換を行い、設定が変わった場合は、システムの初期化が必要になります。

クリアランスソナーOFF警告灯

トヨタ アフターサービス | 修理 | 故障かなと思ったら | 警告灯 | トヨタ自動車WEBサイト

クリアランスソナーとは、車両と障害物との間のおおよその距離をセンサーによって感知するシステムのことです。
クリアランスソナーOFF警告灯は、クリアランスソナーに異常が生じているか、センサー部が汚れているなどの理由で、システムを一時的に使用できない時に点灯します。
クリアランスソナーは安全に関わる機能なので、点灯し続ける場合は点検を受けるようにしましょう。

ブレーキ警告灯

ブレーキ警告灯 黄色

ブレーキ警告灯は、電動パーキングブレーキシステム・電子制御ブレーキに異常がある時に点灯します。
ブレーキの異常は車に大きな影響を及ぼす可能性があるため、すぐに点検を受けるようにしましょう。

AT警告灯

AT警告灯は、ATフルードの温度が上昇した時に点灯します。
ATフルードの温度が上昇するとオーバーヒートが起こり、故障する可能性があります。
すぐに安全な場所に停車し、ボンネットを開けて冷却するようにしましょう。
冷却を行うことによってATフルードの温度が下がると、警告灯が消灯することもあります。
しかし、消灯したからといって安心せず、すぐに点検を受けるようにしましょう。

電動パワーステアリング(ESP)警告灯

EPS 警告灯 黄色

電動パワーステアリング警告灯は、電動パワーステアリングに異常が起きた時に点灯します。
電動パワーステアリングとは、軽い力でハンドル操作を行うために必要な機能です。
そのため、この警告灯が点灯している状態ではハンドルが重たくなり、ハンドル操作を行うのに力が必要になるため、走行に支障をきたす恐れがあります。
電動パワーステアリング警告灯が点灯したらすぐに走行できなくなるわけではありませんが、普段よりも運転に負荷がかかり危険なので、すぐに点検を受けるようにしましょう。

ウォッシャー警告灯

ウォッシャー警告灯は、ウォッシャー液が不足している時に点灯します。
ウォッシャー液とは、窓ガラスの汚れを落とすための液体で、ガラスを傷つけないようにする効果もあります。
この警告灯は、ウォッシャー液を補充することで消灯します。

出力制限表示灯

出力制限表示灯は、EVの走行用バッテリーの残量が低下していたり、異常に低温・高温になっている時に点灯します。
この表示灯が点灯している時は出力が制限され、アクセルを踏み込んでも速度を上げることができなくなります。
EVの走行用バッテリーは電圧が高く、触るのは大変危険なため、安全な場所に停車してEVシステムのスイッチをロックし、すぐに点検を受けるようにしましょう。

フェーエルフィルター水位警告灯

フューエルフィルター警告灯が点灯した場合の原因と対処方法 | JAF

フェーエルフィルター水位警告灯は、ディーゼル車のみに装備されています。
エンジンスイッチがONの状態で、フィーエルフィルター内に水分が混入した時に点灯します。
この警告灯が点灯した状態で走行を続けると、燃料噴射ポンプが破損する恐れがあるため、すぐに点検を受けるようにしましょう。

その他の警告灯

赤色や黄色以外の警告灯は、安全だということを示すために点灯するため、異常を知らせるためのものではありません。
では、どのような意味を表しているのか詳しく見ていきましょう。

ハイビーム表示灯

ハイビーム表示灯は、ヘッドランプを点灯している時にハイビームに切り替えると点灯します。
レバーを引いている間は、ヘッドランプの点灯・消灯を問わず、ハイビーム表示灯が点灯するようになっています。

水温警告灯(青)

青色、もしくは緑色の水温警告灯が点灯している場合の原因と対処方法 | JAF

青色の水温警告灯は、エンジン冷却水が十分に温まっていない時に点灯します。
温度が上がり、温まれば消灯しますが、点灯し続けている場合は点検を受けるようにしましょう。

クリアランスソナー表示灯

警告灯表示 | ネッツトヨタ高崎|netz-takasaki.com

クリアランスソナー表示灯は、車両と障害物との間のおおよその距離を感知する、クリアランスソナーシステムが正常に作動している時に点灯します。

尾灯表示灯

尾灯表示灯は、尾灯・車幅灯・番号灯・インストルメントパネルランプが問題なく点灯している時に点灯します。

レーダークルーズコントロール表示灯

見慣れないランプが点灯したら? | トヨタカローラ北越

レーダークルーズコントロール表示灯は、レーダークルーズコントロールシステムをONにし、正常に作動している時に点灯します。

燃料計

これは、矢印の向きで燃料給油口の位置を表しています。

まとめ

車の警告灯の種類とその意味についてご紹介しました。
赤色の警告灯が点灯した場合は、車に大きな影響を及ぼす異常が発生している可能性が高いです。
走行を続ければ危険なこともあるので、すぐに停車し、ロードサービスやディーラー、加入している任意保険などを呼ぶようにしましょう。

また、赤色の警告灯が点灯している場合は、修理費用も高額になることが多いです。
長年乗った車であったり、そろそろ乗り換えようかなと思っている場合は、これを機に乗り換えを考えてみるのもいいかもしれません。
ガリバーやカーネクストなどの廃車を買い取ってくれる業者であれば、海外への販路を持っているため、中古車としてではなくパーツとして輸出することも可能です。
そのため、警告灯が点灯しているような車であっても買い取ってくれる可能性が高いです。
ぜひ一度、査定に出してみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました